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2010年11月 3日 (水)

赤ワイン効果、超伝導活気

赤ワイン効果、超伝導活気
朝日新聞アスパラクラブ
科学面にようこそ

詳細は、リンクを参照して下さい。

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 赤ワインに鉄の化合物を浸すと、
超伝導物質になりやすい。
 アルコールやポリフェノールなどが効く
らしいが、理由はよくわからない。

 思いつきの実験から生まれた結果を解明
しようと研究が続く。

 電気を効率的に送れる電線の量産も
始まった超伝導物質。
 基礎に、応用に、研究開発の現場は
活気づいている。


◇「思いつきの実験」で成果、謎探る
「大変です。みんな超伝導になってます」

 茨城県つくば市の物質・材料研究機構。
 今年3月、ナノフロンティア材料
グループリーダーの高野義彦さんの
部屋に、大学院生が飛び込んできた。
 1週間前からお酒に浸していた
鉄化合物が、超伝導物質になっている
というのだ。

 ビールに日本酒、焼酎、試した
7種類のお酒でどれも……。

 超伝導研究を続けてきた高野さんらは、
あえて超伝導になるかならないかの物質を
使い、超伝導になるぎりぎりのきっかけを
探していた。

 アルコールは結局、期待したほどの効果
はなく、手詰まり状態になった。

 3月に研究室であった飲み会が転換点と
なった。
 いろんな酒を調べることを思いつき、
その実験が大当たりだった。
 エタノールだけの時より超伝導物質
になる割合が数倍になっていた。
 最も効果があったのは赤ワインで、
超伝導物質の割合が約7倍になり、
焼酎でも2倍だった。

なにが作用したのか。

 赤ワインに含まれる物質は数百種類とも
言われる。
 白ワインより効果が高く、
ぶどうジュースでは効果がなかったため、
ぶどうの皮に多く含まれアルコールに
溶ける物質らしい。
 高野さんは、ポリフェノールの可能性が
あるとみる。
 「だけど、それも触媒として働いている
だけでしょう。
 本当に超伝導物質へと変化させている
のは酸素だと思う」

 超伝導の理論に詳しい東京理科大の
福山秀敏教授は「ギザギザの結晶の層の
すき間に別の物質が入ることでむしろ、
結晶間の距離が広がったり、ギザギザの
形が変わったりして超伝導物質になった
のではないか」と考える。

 お酒の効果の発見後、化合物の形の変化
と超伝導の関係を調べる研究が活発化した
という。
 福山さんは「鉄系超伝導の振る舞いの
理論が、少しずつわかってきた」と話す。

 「磁性がある鉄は超伝導に適さない
と思われてきた。
 それが超伝導になるなら新たな物質開発
の足がかりになる」と高野さんは期待する。

 2008年、「第二の鉱脈」が
東京工業大の細野秀雄教授の研究室で
見つかった。

 研究員だった神原陽一慶応大専任講師が、
鉄系の超伝導物質を発見。
 再び競争が活発化して、物材機構の発見
にもつながった。

 一方、近年、銅酸化物系の超伝導物質は
加工技術が進み、実用段階に入りつつある。

 住友電工は、超伝導の電線の量産化に
成功。銅線の200倍の電流が流せる
ようになった。
 来秋には東京電力の変電所で実証試験が
始まる。
 銅線は電気を送る際、発熱して約5%の
エネルギーが失われる。
 超伝導なら、冷やすエネルギーを考慮
しても、電力損失を減らせる。

 九州電力は今年、超伝導を使った変圧器
を開発した。
 変圧時の損失をほぼなくせる。
 損失のない蓄電の研究も進み、これらが
実用化されれば、発電所から家庭までの
送電が飛躍的に効率化する。

 下山准教授は「世界中を超伝導電線で
結べば、最も発電効率が高い場所で発電
できる。かつては夢物語だったが、実現
可能な時代になってきた」と話した。
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面白いですね。
赤ワイン効果ね~

何がきっかけで、研究が進むことになる
のかわかりません。

実用の域にかなり近づいて来たと言って
良いのかな?

>超伝導なら、冷やすエネルギーを考慮
>しても、電力損失を減らせる。
そうなんですかね?

冷やす為のエネルギーはかなり必要そう
な気がするのですが、

関連投稿記事です。
非従来型超伝導体を測定する
それなりに解明されて来てはいるよう
ですが、難しくてよく理解できない。

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