「股関節」は“軟らかい”よりも“スムーズ”がいい
「股関節」は“軟らかい”よりも
“スムーズ”がいい
2010年11月4日 日経ビジネスONLINE
詳細は、リンクを参照して下さい。
参考になりそうな話です。
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ランニングは言うに及ばず、人間の動き
全般に関して、「股関節」の動きは非常に
重要です。
股関節とは、簡単に言えば、骨盤と
大腿骨とを接続する関節のことです。
この股関節の可動域は、おおよその目安
があります。
誰でもそんなに大きな違いはない
でしょう。
仰向けに寝て、足を伸ばしたまま引き
上げる屈曲では約130度、うつ伏せになり
足を後ろに引き上げる伸展では約30度、
片足で立ち上げた足を内側に閉じる内転
では約30度、外側に開く外転では約45度、
内側に回す内旋では約45度、外側に回す
外旋では約50度です。
股関節の可動域が、これより狭い場合
には、ランニングにも悪影響があります。
そして、この本来の可動域より狭い人は
珍しくありません。
特にデスクワーク中心のビジネス
パーソンは、普段あまり動かしていない
からでしょう、股関節の可動域が狭く
なってしまっている人がとても多い
のです。
私の知人は、フィットネス機器の
「ジョーバ」を購入したのですが、股関節
が痛くて跨ることさえできない人まで
いました。
さすがにこれは極端な例かもしれません
が、股関節を外側・内側に回すと
“グリ、グリ”“ゴリ、ゴリ”と音がする
――そんな人は要注意です。
凝り固まってしまった股関節をほぐす
には、適度なストレッチが必要です。
ただし、股関節のストレッチというと、
座って足を左右に180度近く開く、
いわゆる「股割り」ができるように
しなければと思われる人が多くいます。
しかし、これは大きな誤解です。
無理なストレッチによって、かえって
パフォーマンスが落ちてしまうことが
あるのです。
走り出す前に大切なのは、関節を無理
なく動かし、周囲の筋を伸収縮させる
ことです。くれぐれも、筋を伸ばし過ぎ
ないように注意したいものです。
大腿骨が正しい位置にあることで、
股関節がスムーズに動き、可動域も先に
述べた目安程度に動くことが可能になる
わけです。
ところが、一部の筋肉が弱まり、
バランスが崩れると、ほかの筋肉や骨との
アライメント(整合性)も崩れ、本来
あった機能が発揮できなくなって
しまいます。
股関節の可動域が狭いのは、筋自体の
伸縮性が低下しているだけでなく、大臀筋
・中臀筋・小臀筋などの機能が低下し、
姿勢が正しく保てず、アライメントが
狂ってしまっている可能性が高いのです。
ランニングをしている人が膝の痛みを
訴える場合、振り出した足の着地に問題の
あることも多いのです。
普通は足を真っ直ぐに着地しますが、
膝痛を発症する人の走りを見ていると、
足が外側か内側どちらかに傾いた状態で
地面に着地しているケースが少なく
ありません。
このために、膝が常にひねられるような
状態になってしまい、無理な力がかかる
というわけです。
一歩であれば大した負担ではないかも
しれませんが、ランニングではこの不自然
な動きが何万回も繰り返されるのですから、
膝を痛めてしまってもおかしくは
ありません。
逆に言えば、正しいフォームで走る
ようにすれば、膝痛を予防すること
にもつながります。
「体幹」という言葉を覚えているで
しょうか。
第1回で少し触れましたが、身体の胴体
や中心部分という意味です。
体幹の強化とは、表側の筋肉ばかり
ではなく、腸腰筋や中臀筋などのインナー
マッスルの強化です。
こうしたインナーマッスルを全く使わず
にランニングをすると、脚にすべての負担
がかかってしまいます。
ランニングをする時、お腹を意識して、
姿勢を正し、少し背伸びをするように
心がけて走ってみてください。
つまり、全身で体重を受け止めるように
するわけです。
これだけでも、脚だけに負担をかける
走り方とは雲泥の差が出てきます。
繰り返しになりますが、正しいフォーム
とは、楽なフォームであり、楽だからこそ
速く走ることができるというわけです。
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なるほど。
なんとなく納得できますね。
本格的には、本を買ってじっくり見て、
納得して運動するのが良いということに
なるかな?
正しい運動ってあまり意識したことが
ないですから、こういうことを勉強して
見るのも良いかも知れません。
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