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2010年11月13日 (土)

抄紙技術を応用した排ガス浄化装置の開発に成功

抄紙技術を応用した排ガス浄化装置の
開発に成功

平成22年11月10日
科学技術振興機構(JST)

詳細は、リンクを参照して下さい。

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 JST(理事長 北澤 宏一)は
このほど、独創的シーズ展開事業・
委託開発の開発課題「湿式抄紙製法による
排ガス浄化装置」の開発結果を成功と認定
しました。

 この開発課題は、九州大学 大学院農学
研究院 北岡 卓也 准教授と株式会社
エフ・シー・シーとの共同研究成果を基に、
平成18年10月から平成22年7月に
かけて株式会社 エフ・シー・シー(代表
取締役社長 住田 四郎、本社住所 静岡県
浜松市北区細江町中川7000番地の36、
資本金41億円)に委託して、企業化開発
(開発費 約4億円)を進めていたもの
です。

 現在、環境問題の深刻化に伴い、自動車
や自動二輪車などの内燃機関の排ガス規制
が厳しさを増しており、この規制に対応
するため排ガス浄化装置にはハニカム
(蜂の巣)構造のセラミックスや
ステンレスに三元触媒注1)
(白金、パラジウム、ロジウムの貴金属)
をコーティングしたものが使用されて
います。

 一方、世界的に自動車や自動二輪車の
生産は拡大の一途をたどり、それに伴い、
触媒用の貴金属の使用量も増加しています。

 限られた資源である貴金属の使用量を
減らすことは資源保護や安定供給の面から
喫緊の課題となっています。

 今回開発した排ガス浄化装置は、
セラミックス粉末にパルプを加えた原料を、
手すき和紙などを作るように紙のシート状
にしてから(湿式抄紙製法注2))、巻き
取ってハニカム状に成形・焼成し、
パラジウムとロジウム触媒を加えたもの
です。

 この方法では、紙のように細孔をもつ
多孔質体を形成できるため、多孔質の構造
特性によって排ガスと触媒との接触機会が
増えて、反応効率が高まることが期待され
ます。また、従来の貴金属触媒は高温で
劣化し、浄化性能が低下する問題があり
ましたが、耐熱性の高い
マグネトプランバイトの表面にパラジウム・
ロジウム触媒をのせ、ハニカム構造体に
コーティングすることで、高温でも浄化性能
を維持することが可能となりました。

 その結果、白金を用いずに、さらに、
これまでの約半分の貴金属量である
25g/feet3(0.88g/L)
以下で、現在の世界基準である欧州自動
二輪車の排ガス規制EURO3注4)を
クリアすることができました。

 この新技術を自動二輪車や汎用機などの
排ガス浄化装置に用いることで、貴金属
使用量を減らし、かつ大気汚染の抑制へ
つながります。
 また、水素製造触媒、光触媒などへの
展開も期待されます。
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良さそうですね。

抄紙技術を応用した。
というのは、古来からの日本技術の応用
ということで、
技術も繋がっていくものなんです。

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