« 命のボランティア 骨髄バンクにご登録を | トップページ | アメリカで博士号を持っている清掃作業員は5057人いる »

2010年11月 3日 (水)

宇宙ヨット「イカロス」 極薄の帆広げた国産技術 カネカや日本飛行機 日本の宇宙現場 光る企業群(2)

宇宙ヨット「イカロス」 極薄の帆広げた
国産技術 カネカや日本飛行機
日本の宇宙現場 光る企業群(2)

2010/10/31 日本経済新聞

詳細は、リンクを参照して下さい。

---------------------------------------
 5月にH2Aロケット17号機で種子島
宇宙センター(鹿児島県)から打ち上げ
られた宇宙ヨット「IKAROS
(イカロス)」は帆に受ける太陽光の力を
推進力にして宇宙空間を燃料なしで航行
する。宇宙航空研究開発機構(JAXA)
は、当初は難しいとされた帆の製造や展開
を実現した。

 成功を支えたのは日本企業の技術だ。

 「大人が引っ張っても破れませんよ」
――。カネカ電材事業部の赤堀廉一・
技術統括部長はそう言って、A4サイズの
黄色いフィルムを手渡した。
 両端を持ち、目いっぱい引っ張っても
びくともしない。
 これがイカロスの帆に採用された
「ポリイミドフィルム」だ。
 フィルムの厚さはわずか7.5マイクロ
(マイクロは100万分の1)メートル、
1平方メートルの大きさで重さは11.1
グラムにすぎない。

 イカロスは宇宙空間で帆を広げるが、
帆の大きさは一辺が14メートルの正方形と
巨大になる。
 帆はできるだけ軽く、かつ広げるときに
破れないような強度が求められる。

 カネカは樹脂を溶液状態にしてロールに
垂らす製造工程で、均一な厚みになるよう
改良を加えた。
 「最初はすぐに裂けるなど苦労した」
(赤堀技術統括部長)が1~2年の
研究期間をかけ、求められる性能を持つ
フィルムの量産に成功した。

 イカロスは打ち上げ時、どら焼きのよう
な形をしていて宇宙空間で内部に収納して
いた帆を遠心力を使って広げた。
 この仕組みは最初の難関だった。
 ここには川崎重工業子会社の
日本飛行機(横浜市)が協力した。

 展開の仕組みはJAXAがある程度設計
を終えていたが、起動に必要な電子部品を
どう配置するのか日本飛行機宇宙設計
グループの武内由成参事は悩んだ。
 セ氏マイナス100度になると電子部品は
動かなくなる。
 そのため、ヒーターを内蔵するが、
設置数も最小限にしないといけない。
 温度の監視もすべての場所をカバー
できない。そんな状況下、すべての
電子部品が起動するよう何度も計算を重ね、
最適な設計を完了させた。

 帆は宇宙空間では展開するが、打ち上げ
時の衝撃で開いては困る。
 帆が途中で開かないように押さえておく
技術の開発で活躍したのは、宇宙開発
ベンチャーのウェルリサーチ
(東京・中央)だ。

 「打ち上げ時の振動に耐えつつ、帆を
開くときはスムーズにできないといけない」
と渡辺和樹社長はその難しさを説明する。

 そこでテコの原理を応用した「倍力機構」
という仕組みを帆を押さえる装置に組み
込んだ。複数の部品の接続を工夫。
 帆を直接押さえる部分には200キログラム
の力がかかる一方、その保持を解くときに
起動する部品には2キログラムの力
しかかからない。
 振動にびくともせず、帆を開くときには
わずかな力で動くという仕組みを実現した。

 イカロスの成功はJAXAだけでなく、
多くの企業もかたずをのんで見守っている。
---------------------------------------

そうなんですね。
いろいろな企業が支えている。

イカロスがんばれ !
これからも順調に飛行できると良いですね。

|

« 命のボランティア 骨髄バンクにご登録を | トップページ | アメリカで博士号を持っている清掃作業員は5057人いる »

科学関連ニュース」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/210730/49925602

この記事へのトラックバック一覧です: 宇宙ヨット「イカロス」 極薄の帆広げた国産技術 カネカや日本飛行機 日本の宇宙現場 光る企業群(2):

« 命のボランティア 骨髄バンクにご登録を | トップページ | アメリカで博士号を持っている清掃作業員は5057人いる »