宇宙の暗黒物質解明へ、新検出器「XMASS」
宇宙の暗黒物質解明へ、
新検出器「XMASS」
2010年10月9日 朝日新聞
詳細は、リンクを参照して下さい。
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宇宙の成分の2割を占めるのに、正体が
不明な暗黒物質を探す東京大宇宙線研究所
の観測施設「XMASS(エックスマス)」
が、岐阜・神岡の鉱山跡にほぼ完成し、
8日、報道陣に公開された。
性能は米や伊などにある施設の50倍。
最初に検出できればノーベル賞が確実視
され、世界の研究機関が競っている。
XMASSは、高さと直径が10メートル
の水槽に、直径1メートルの球状の
「液体キセノン検出器」をつるした装置。
検出器の内壁には642個の超高感度の
センサーが取り付けられている。
ニュートリノ検出器スーパーカミオカンデ
の近くの坑道内に6億円をかけて建設
された。現在は検出器が水に浸る直前で、
オレンジ色に鈍く光る検出器が、来春にも
観測を始める。
宇宙の構成は目に見える物質が4%ほど
で、23%を暗黒物質、73%が
暗黒エネルギーということが、銀河の動き
や集まり方の観測からわかっている。
実験代表者の鈴木洋一郎教授は「課題は
まだあるが、ようやくスタートラインに
ついた」と話した。(東山正宜)
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探索施設「X(エックス)MASS
(マス)」がほぼ完成しました。
暗黒物質の探索競争は激しいです。
>ようやくスタートラインについた。
そのようですね。
ずいぶん時間がたちましたね~
少しずつ進んでいますが、道は長い。
かな?
関連投稿です。
1.暗黒物質の輪
2007年5月22日投稿です。
2.「暗黒物質」らしき粒子、観測
米の研究チーム発表
2010年2月 9日投稿です。
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