環境に優しい認証コーヒー100%を目指す 山本光弘さん
環境に優しい認証コーヒー
100%を目指す 山本光弘さん
2010年10月24日 朝日新聞「ひと」欄より
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多くのコーヒーは安く買いたたかれ、
途上国にある農園の労働者は貧しい。
生物や自然が豊かな地域なのに森林が
破壊され、農薬や化学肥料も
使われている――。
6年ほど前、そんな話を聞いた。
同時に自然と人を守って生産された
農産物にお墨付きを与える認証制度が
あると知り、体に電気が走った。
「生産者に思いをめぐらせ、消費者への
責任も果たせる」
中南米やアフリカなどの生産地に
足しげく通い始めた。
自家焙煎(ばいせん)豆を販売し、
関西にカフェ15店を展開する
「ヒロコーヒー」社長。
中学卒業後、「早く自立したくて」
レストランに就職し、喫茶コーナーを
任された。
18歳で独立してコーヒー店を開業。
会社を設立したときは29歳だった。
味や接客を追求してきた。
でも「まだ足りない。
ほかにもすべきことがあるのでは」
と思っていた。
2年前、自社の目標として、2011年
までに有機栽培や持続可能な栽培を
保証する認証100%を掲げた。
現在、年間180トンのうち
認証75%を達成した。
年に計80日は生産地に滞在。
働く人の暮らし、環境への配慮を
見て回る。
認証農場では、天然の森林が残り、
コーヒーの木がある場所には野生動物や
鳥が生息する。
現地の人たちが安心して働けるよう、
無料で通える学校や無料の診療所もある。
「人の役に立つことをする。
ビジネスの本当の目的やな」
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>人を守って生産された農産物に
>お墨付きを与える認証制度がある
私も知りませんでした。
>味や接客を追求してきた。
>でも「まだ足りない。
>ほかにもすべきことがあるのでは」
>と思っていた。
>2年前、自社の目標として、2011年
>までに有機栽培や持続可能な栽培を
>保証する認証100%を掲げた。
偉い。尊敬します。
希望が出て来ますね。
こんなコーヒー店が近くにあれば、行きます。
味や接客も良いはず。
小さな活動であろうと、行動すること。
そんな人を中心として良いことが少しずつ
広まって行く。期待したい。
>「人の役に立つことをする。
>ビジネスの本当の目的やな」
そう思います。
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