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2010年10月16日 (土)

検察不祥事 松川事件から続く「隠蔽」

検察不祥事 松川事件から続く「隠蔽」
2010/10/16 朝日新聞「私の視点」より
弁護士 今井敬彌

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 大阪地検特捜部の元検事が証拠を改ざん
したとして起訴され、その改ざんを隠蔽
した容疑で上司の前特捜部長らが逮捕
された。

 前代未聞の不祥事と騒がれているが、
実は、私が差し戻し審の弁護団の一員と
してかかわった「松川事件」では、
検察官により証拠の隠蔽が執拗に行われた。

 検察官が自分達に都合の悪い事実や
証拠を隠すことは昨日今日はじまった
ことではない。

 この記事では、三回も言い訳できなく
なって隠していた証拠をしぶしぶ出して
きたのだと言う。

 その結果被告全員の無罪につながった。

 検察は、えん罪を生んだ捜査の問題点
について全く検証や反省をしなかった。

 そのため、隠蔽体質が温存され、今回の
証拠改ざん、犯人隠避事件を生んだのでは
ないか。

 今回の事件を契機に、刑事訴訟法を改正
して検察官に手持ちの証拠すべての開示を
義務づけ、それに違反して、証拠を隠した
場合、厳罰を科する必要があると思う。
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全く同感です。

本当に恐ろしい話です。
自分達に都合の良い仕組みは温存
している。
肝心なことは、変わっていない。

隠蔽が平然と行われる。

そのことを白日のもとにさらす仕組み
がない。

世のため、人の為を目指すのなら、
何ら躊躇することなく、
そうなるように変えるべきです。

検察にはえん罪を二度と出してはならない
と言う覚悟も責任感も無いように見えます。

以前、裁判員制度について投稿しましたが、
こんな状態では、かならずえん罪が発生
します。

>今回の事件を契機に、刑事訴訟法を改正
>して検察官に手持ちの証拠すべての開示を
>義務づけ、それに違反して、証拠を隠した
>場合、厳罰を科する必要があると思う。
は必須と思います。

検察の姿勢については、下記投稿を見て
ください。わかって貰えると思います。

関連投稿
裁判員制度について
裁判員制度について(その2)
裁判員制度について(その3)

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