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2010年10月26日 (火)

シェールガスが変える資源のパワーバランス

シェールガスが変える資源の
パワーバランス

2010年10月20日 slashdot

詳細は、リンクを参照して下さい。

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 住友商事が米ペンシルベニア州での
シェールガス権益を得るという ECO JAPAN
の記事などで「シェールガス」 (参考:
オイルシェール) の名前だけは知って
いたが、日本経済新聞の記事や毎日 jp の
記事を読むと資源の世界はシェールガス
によって思っていたよりも大きな
パワーバランスの変化を起こされて
いるようである。

 シェールガスは堆積岩の頁岩層の中
にある天然ガスで、従来はコストと
採掘難易度の問題から手つかずに
なっていたのだが、頁岩層に高圧の水を
注入する手法が確立されたことで、この
数年の間に世界最大の天然ガス輸入国に
なると見られていた米国が逆に 100 年分
の国内需要を賄えるガス資源を獲得して
しまうという革命的な事象を引き起こして
いる。

 この技術革命によりポーランドが突然
有望なガス資源国になりつつあり、一方で
天然ガスを戦略物資としてきたロシアの
影響力が低下することが推測され、時流
にのって活況を呈していたはずの
風力発電用の風車の需要が低下したり、
再評価されていたはずの原子力発電
においても計画が撤回されるという
ケースが起きているとのこと。

 シェールガスの正体は、新たな採掘手法
を確立しただけのことであるわけだが、
それによって世界の天然ガス埋蔵量が
突然 5 倍以上になり、世界を動かす
というのも何とも面白い話ではある。

 ただ、それによって非化石燃料による
エネルギーへの投資が萎むというのは、
シェールガスの恩恵を直接受けにくい
日本にとっては複雑な話かもしれない。
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>この数年の間に世界最大の天然ガス
>輸入国になると見られていた米国が
>逆に 100 年分の国内需要を賄える
>ガス資源を獲得してしまうという
>革命的な事象を引き起こしている。
100 年分ってすごい量ですね。

リンクの日本経済新聞の記事を
見てください。
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 「天然ガスとCO2の価格次第で、
エネルギーのバランスは変わる」。
 三菱重工の佃嘉章常務はグラフを片手に
説明する。
 「天然ガス、CO2ともに価格が
高ければ、原子力や風車など非化石燃料が
主流になるが、その逆なら天然ガスが
主流になる。
 どの方向に動いても対応できる製品を
用意して、成長する必要がある」

 ガスタービンを主力に、原発、
ボイラー、風力、太陽熱など、幅広く網を
かける三菱重工でさえ、エネルギー事情の
急変は事業ポートフォリオを大きく狂わす。

 製品群が少ないメーカーへの影響の
大きさはなおさらだ。
 シェールガス革命で笑うメーカーは
どこか。
 そして泣く企業は。
 答えはまだ見えてこない。
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なんかすごい話になって来てます。
多分米国での原子力発電所増設計画は
見直しになりますね。

>非化石燃料によるエネルギーへの投資が
>萎むというのは、シェールガスの恩恵を
>直接受けにくい日本にとっては複雑な
>話かもしれない。
ですね。

以前投稿した記事です。
シェールガスとは?
米国の『シェールガス革命』

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