はやぶさカプセルに微粒子 イトカワで採取の可能性も
はやぶさカプセルに微粒子
イトカワで採取の可能性も
2010年10月6日 朝日新聞
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小惑星探査機「はやぶさ」が持ち帰った
カプセルから、地球外の物質の可能性
がある微粒子が複数見つかっていたことが
わかった。
大きさは0.001ミリ以下で、電子
顕微鏡による観察で判明した。
宇宙航空研究開発機構は、小惑星
「イトカワ」で採取できた砂の可能性も
あるとみて、さらに詳しい分析を進める。
宇宙機構はこれまで、カプセルの内部を
光学顕微鏡で観察したり、極細の針で
微粒子を取り出したりして分析していた。
しかし、粒子が想像以上に小さいもの
ばかりで、時間がかかっていた。
今回、カプセルの内壁を特殊なヘラで
こすって取り出した微粒子を電子顕微鏡
で観察。
アルミのくずなど、明らかに地球の物質
と想像される以外の特徴がある粒子が
複数あったという。
今後、そうした粒子を兵庫県の大型
放射光施設「スプリング8」に持ち込み、
詳しく分析する方針だ。
宇宙機構の向井利典技術参与は「まだ
成分を分析できた段階ではないが、
個人的には、イトカワで採取できた砂が
含まれていると考えている」と話した。
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なんとなく期待が持てそうです。
もし、イトカワで採取できた砂が含まれて
いたらすごいことです。
「スプリング8」での新しい発見に期待
したい。
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