てんかんの仕組み、興奮抑え役の細胞が逆作用? 玉川大
てんかんの仕組み、興奮抑え役の細胞が
逆作用? 玉川大
2010年10月17日 朝日新聞
詳細は、リンクを参照して下さい。
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神経の興奮を抑える細胞が、逆に興奮
して、てんかんを起こしている可能性が
あることを玉川大学の磯村宜和(よしかず)
教授らのグループが見つけた。
薬が効きにくいタイプのてんかんの
仕組みの解明や薬開発につながりそうだ。
13日付米専門誌に発表する。
てんかんは、神経細胞が過剰に活動して
起こる。
グループは、ネズミの脳の一部を薄く
切ったものに、電気刺激を加えた。
多数の神経細胞が同じタイミングで
過剰に活動し、てんかんと同じ状態に
なったところで、詳細に調べた。
通常は、神経細胞の活動を抑える働きを
もつ「介在細胞」が、逆の作用をして神経
を興奮させていることを見つけた。
介在細胞の働きを弱める薬で、興奮を
抑えることもできた。
抗てんかん薬の中には、介在細胞の働き
を強めるものがある。
「薬が効かないタイプのてんかんの一部
は、今回、見つけた仕組みで説明できる
可能性がある」と磯村教授は話している。
(瀬川茂子)
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「介在細胞」が、逆の作用ね~
てんかんにもいろいろなタイプがあると
いうことのようですね。
思い込みはいけませんね。
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