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2010年10月23日 (土)

脳血管内皮細胞特異的なアミロイドβ前駆体タンパク質を発見

脳血管内皮細胞特異的なアミロイドβ
前駆体タンパク質を発見

平成22年10月21日
独立行政法人 理化学研究所

詳細は、リンクを参照して下さい。

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◇ポイント◇
・ヒト脳血管内皮細胞が、アミロイドβ
 前駆体タンパク質770(APP770)を発現
・APP切断産物はニューロン型か脳血管
 内皮型か判別可能
・ヒト脳脊髄液中に見いだしたAPP770
 切断産物は、脳疾患マーカーの候補に


 独立行政法人理化学研究所(野依良治
理事長)は、ヒトの脳血管内皮細胞に、
神経細胞(ニューロン)と異なるユニーク
なアミロイドβ前駆体タンパク質(APP)
が発現していることを初めて発見し、
このAPPがアルツハイマー病と深い
かかわりを持つ老人斑の主成分である
アミロイドβペプチド(Aβ)※1を産生
することを明らかにしました。

 理研基幹研究所(玉尾皓平所長)
システム糖鎖生物学研究グループ
(谷口直之グループディレクター)
疾患糖鎖研究チームの北爪しのぶ副チーム
リーダー、立田由里子テクニカルスタッフ
らと脳科学総合研究センターの西道隆臣
チームリーダー、福島県立医科大学の
橋本康弘教授、本多たかし教授らとの
共同研究による成果です。

 アルツハイマー病は、最も代表的な
老人性認知症疾患で、脳実質にAβが蓄積
することが原因で発症すると考えられて
います。

 一方で、実に9割近いアルツハイマー病
患者で、脳血管壁にもAβが蓄積すること
が確認されています。

 Aβは、APPが2種類のプロテアーゼで切断
されて生じることが分かっていますが、
脳実質に蓄積するAβは、主にニューロンに
発現するAPP(APP695)から生じると考え
られる一方で、脳血管壁に蓄積するAβの
由来は不明のままでした。

 研究グループは、脳血管内皮細胞に
ニューロンと異なるAPP(APP770)が発現
していることを発見しました。

 APP770もAβを産生することが分かり、
このAβが脳血管壁に蓄積し得ることを
明らかにしました。

 さらに、Aβの生成過程でAPP切断産物
として生じ、血清やヒト脳脊髄液に分泌
されるsAPPβも、ニューロン型
(sAPP695β)と脳血管内皮細胞型
(sAPP770β)が存在し、相互識別が可能
であることも見いだしました。

 血管内皮細胞型APP770由来の
sAPP770βは、血管内皮細胞が何らかの障害
を受けて量的に変化することが考えられる
ため、今後、アルツハイマー病や脳血管性
認知症などの認知障害の新たな
診断マーカーとなることが期待されます。

 本研究成果は、米国の科学雑誌
『Journal of Biological Chemistry』
の2011年1月号に掲載されます。
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新しい発見ですね。

>ヒト脳脊髄液中に見いだしたAPP770
>切断産物は、脳疾患マーカーの候補に
なり得るということのようです。

早期発見に貢献できるようになると
良いですね。

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