ヘルペス:感染の仕組み解明--東大チーム
ヘルペス:感染の仕組み解明-
-東大チーム
毎日新聞 2010年10月17日 東京朝刊
詳細は、リンクを参照して下さい。
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くちびるの周りに赤い水ぶくれができる
「口唇ヘルペス」や性感染症などを起こす
ヘルペスウイルスが、人に感染する仕組み
を、川口寧(やすし)東京大准教授
(ウイルス学)のチームが解明した。
詳しい感染の仕組みが謎でワクチンは
未開発だった。
この成果をマウスに応用し、感染を防ぐ
ことに成功したという。
英科学誌ネイチャーに発表した。
感染は、ウイルスが細胞表面に分布する
たんぱく質と結合することで成立する。
チームは、ヘルペスウイルスでは
たんぱく質の正体が不明だったため、
特殊な顕微鏡を使い感染の様子を探った。
その結果、ウイルスが細胞に侵入しよう
とすると、細胞内部からたんぱく質が表面
に現れ、ウイルスと結びつくことを
突き止めた。
また、たんぱく質が現れるのは特定の
酵素が働くためだった。
この酵素の働きを抑える化学物質を、
感染したマウスに投与すると、未投与の
マウスと比べて致死率が半減した。
【関東晋慈】
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これでかなりヘルペスウイルスが介在する
疾患の発生をおさえることができるように
なったということですね。
ワクチンの開発も可能となったということ
でしょうか?
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この記事へのコメントは終了しました。
コメント
この発見でワクチンは開発されると思う。
投稿: | 2011年2月26日 (土) 23時13分
そうなると良いですね。
投稿: haredasu | 2011年2月27日 (日) 11時49分