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2010年10月25日 (月)

iPad登場で見えてきた新しい医療の形

iPad登場で見えてきた新しい医療の形
2010. 10. 25 日経メディカルONLINE

詳細は、リンクを参照して下さい。

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 「iPadとは何か」──。
 それは、iPhoneの画面を大きくした
代わりに、通話機能とカメラ機能を取り
去った、電子書籍閲覧用の端末である
といわれていた。

 わが国では電子書籍がまだ普及して
いないこともあり、さほどのニーズは
ないだろうとの予測もあった。

 しかし5月の日本発売以降、多くの国民が
その魅力に取り付かれ、医療界でもiPad
ユーザーが急増している。

 まずは医学研究に携わる医育機関や
研究機関の医師らが、文献管理を目的
としてiPadに飛び付いた。

 医学文献の多くはオンラインジャーナル
であり、PDFでの管理が当たり前となって
いるためだ。

 その後、EBMを実践するための情報収集
や、患者とのコミュニケーションに使用
するなど、診療現場での有用性に医師らが
気付くまでに大した時間はかからなかった。

 今やiPadには、医療の質と効率を飛躍的
に改善する“魔法の端末”として、大きな
期待が寄せられている。

山盛りのカートが1台に
 EBMの提唱者の一人である
David L. Sackett氏は、1990年代後半に
「エビデンス・カート」と称するカート
(荷車)を回診に導入することを検討
した。エビデンス・カートに、
ノートパソコン、プロジェクター、
スクリーンなどを搭載し、各種エビデンス
が収載されたCD-ROMを用いて回診時に
ベッドサイドで情報検索を行おうとした。

 しかし実際は、エビデンス・カートを
ベッドサイドに持ち込むのは1回で
やめてしまったという。
 カートが大きくなりすぎたためだ。

 Sackett氏が目指した診療は、可搬性に
優れたiPadの登場によってついに現実の
ものとなった。

 外来診療における情報検索でも、iPadは
欠かせない。

 診察室にある電子カルテやオーダリング
用のパソコンは、セキュリティーの観点
からインターネットに接続されていない
場合が多い。

 そのような場合も、iPadさえあれば
インターネット経由で様々な医療情報に
アクセスできる。

 診療ガイドラインや薬剤の添付文書
など、診療に役立つiPad向けの
コンテンツも国内外で数多く開発されて
おり、規模や設備に関係なく、最新の
エビデンスに基づいた診療が実施できる
ようになった。

 患者説明の際にもiPadは威力を発揮
する。病変の写真を見せたり、解剖図を
疑似3Dで示しながら、病気や治療法
について説明することで、患者の理解が
飛躍的に向上する。

患者自身が医療情報を管理
 個人の健康情報を電子化し一元的に管理
するPHR(personal health record)は、
米国ではマイクロソフトやグーグルが事業
参入して大きな話題になった。

 米国では既に、有力医療機関の
電子カルテ情報が、こうした企業のPHRの
システムを通して患者に提供されるように
なっており、一部地域ではPHRのサービスが
始まっている。

 患者自身が持ち歩き、PHRを閲覧する
ための端末としても、やはりiPadが有望視
されている。
 携帯電話では画面が小さく、実用的とは
いえないからだ。
 家族の健康管理や疾病管理のために、
「一家に1台iPad」の時代が、近い将来
やってくるかもしれない。


課題は“安全性”の担保
 iPadは、患者中心の医療を効率的に実現
するための必須アイテムであることが
お分かりいただけたと思う。
 しかしiPadを使って安全で安心な医療を
提供するために、いくつか留意点がある。

 第一に、データのセキュリティー確保
についてである。
 iPadには、USBを直接挿すことが
できない。このため、データはオンライン
ストレージなどで保管することも多くなる。
 USBメモリーの紛失のような物理的な
データ紛失の危険性は減るものの、
医療情報を送受信する過程におけるデータ
のセキュリティー管理には万全の対策が
必要といえる。

 第二に、無線通信が医療機器に与える
影響だ。iPadは3G接続とWi-Fi接続に対応
している。Wi-Fi接続であれば、一般に
電子機器などへの影響は少ないと
考えられるが、補聴器やペースメーカー
などに干渉する可能性は否定できず、
使用環境には注意が必要だ。

 第三に、診療現場に持ち込む際には、
iPad自体が院内感染の感染源となる
可能性がある。機器を持ち込める場所を
制限したり、定期的に消毒を行うなどの
対策を行うべきだろう。

 第四に、運搬の際には丁寧な取り扱い
が求められる。iPhoneやiPadは通常の
携帯電話などと異なり、ストラップが
装着できない。落下などによる破損には
くれぐれも注意していただきたい。

 余談だが、iPadは日本の白衣のポケット
には収まらない(米国の白衣には
すっぽり入るのだが…)。
 iPad専用ポケット付き白衣の開発も
期待したい。
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iPad、今まで医療への応用例など紹介して
きましたが、かなり本格的に利用されそう
ですね。

確かに、扱いやすさとか大きさなど、
ちょうど良いと思わせるものがあります。

スティーブの先見性の勝利?
これからどう展開していくか?
興味深いですね。

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