東北大、寒天などのゼリー質の表面に電気回路を印刷する技術を開発
東北大、寒天などのゼリー質の表面に
電気回路を印刷する技術を開発
2010/09/10 マイコミジャーナル
詳細は、リンクを参照して下さい。
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東北大学は9月9日、寒天やコラーゲンなど、
水分を大量に含む柔らかいゼリー(ハイドロ
ゲル)の表面に、導電性高分子による電気
回路を印刷する技術を開発したことを明らか
にした。
9月8日(米国時間)に米国化学会誌
「Journal of The American Chemical
Sociaty」にオンライン掲載された。
応用例として、PEDOT電極を印刷した寒天
と、筋肉細胞のシートを組み合わせてみると、
PEDOT電極を通して電気を流すと筋肉細胞が
収縮・弛緩(運動)を繰り返すが、その際に
ゲル電極も一緒に動くため、筋肉細胞を傷付
けずに長期間運動させる事が出来た。
この電気で収縮・弛緩する原理は、筋肉痛
や肩凝りに使う低周波治療器と同じだという。
また、同実験システムは、運動が筋肉細胞
にもたらす効果を詳細に調べるもので、
2型糖尿病に有効な運動治療(筋肉のインス
リン依存的な血糖取り込みを改善すると
言われている)のメカニズム研究や、
2型糖尿病の治療薬開発への利用が期待
できるなどの特長を有しており、今回開発
したゲル電極の特徴が活きる応用分野は、
筋肉細胞研究用キット以外にも数多くある
と考えられており、体内埋め込み神経電極、
薬剤投与デバイス、バイオ燃料電池などへの
応用を想定した研究も計画しているとする
ほか、こうした開発に協力してもらえる
パートナー企業の募集を行っていくとして
いる。
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良さそうですね。
以前投稿した。
「長期安定使用が可能なブレインマシン
インターフェイス技術」
なんかに使えないでしょうか?
いろいろ応用できそうです。
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