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2010年9月26日 (日)

iPS細胞作ろうとしたら… 肝臓の幹細胞ができた

iPS細胞作ろうとしたら…
肝臓の幹細胞ができた

2010年9月26日 朝日新聞

詳細は、リンクを参照して下さい。

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 あらゆる細胞に分化するiPS細胞
(人工多能性幹細胞)を作るときと同じ
手法で、人間の肝臓細胞のもとになる
幹細胞を作ることに、国立がん研究センター
のグループが成功した。

 培養が難しい肝臓の細胞を、幹細胞から
大量に増やせるので、薬の安全性試験や
肝炎ウイルスの研究などに応用できる
という。

 同じ手法なのに、iPS細胞とは別の
ものができた詳しいしくみはわかって
いない。

 同センターの石川哲也・がん転移
研究室長が24日、大阪市で開かれている
日本癌(がん)学会で発表した。

 石川さんは人間の皮膚や胃の細胞に、
iPS細胞をつくるときと同じ
Oct3/4、Sox2、Klf4という
三つの遺伝子をウイルスなどを使って入れ、
培養した。
 すると、アルブミンなどのたんぱく質を
作り出す肝臓細胞の特徴を備え、しかも
無限に増殖する能力を持つ幹細胞ができた
という。
 この細胞を「iHS細胞(誘導肝幹細胞)
」と名付けた。
 肝臓の細胞は体外で増やすことも、
iPS細胞から作ることも難しかった。

 石川さんによると、iPS細胞ではなく
肝臓の幹細胞ができた原因として、遺伝子
を入れた元の細胞の性質のわずかな違いが
考えられるといい、今後、そのしくみを
解明する。(福島慎吾)
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ふ~ん。
面白いですね。

そもそもiPS細胞の作り方が乱暴と言えば
乱暴なわけで、いろいろ無理を重ねている。

でも、そのおかげで、大きな可能性が
開けた。

今後の研究に期待しています。

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