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2010年9月20日 (月)

我が国のゲノム研究の遅れは、アカデミアの先見性と構想力の不足も一因

我が国のゲノム研究の遅れは、アカデミア
の先見性と構想力の不足も一因

2010/09/13
Biotechnology Japan:Webmasterの憂鬱

詳細は、リンクを参照して下さい。

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 バイオでも評価が鰻登りなのが、次世代
DNAシーケンサーです。

 全世界では1500台以上、我が国でも推定
100台以上が稼働中です。

 まさに、バリバリと音を立てて、ゲノム
情報が解読されています。

 年末までには、日本人のゲノム情報も
50人分(以前150人と伝えましたが、楽観的
過ぎました。訂正いたします)は解読
される見込みです。

 何度もこのメールで申し上げていますが、
このマシンはバイオテクノロジーを変えて
しまいます。

 先週の金曜日、東京で開催された日本学術
振興会ゲノムテクノロジー第164委員会の
シンポジウム「次世代シーケンサーの衝撃」
は、次世代シーケンサーがバイオをどう
変えるか展望するには絶好の機会となり
ました。

 まるで民間のセミナーのようなタイトル
で、内容も面白かったのですが、敢えて
言えば、ここまで出遅れてしまった日本の
研究体制をどうするか、といった発展性の
ある提案がまったくないのが非常に
物足りない。

 ヒトゲノム解読完了で、ゲノムは終わった
と判断した旧科学技術庁の歴史的愚かさと
日本政府の資金不足だけが、我が国が国際的
なゲノム研究プロジェクトからどんどん脱落
している原因ではないということが良く
分かりました。

 ことここに至っても、自分達の研究だけ
満足すれば良いという小さな小さな小さな
エゴイズムの集合体に留まっていては、
世界から大きく遅れます。

 アカデミアの先見性と構想力の不足が、
我が国のゲノム研究の基盤整備を大きく
遅らせている原因です。

 早急に、以下の議論をアカデミアとして
まとめて政府や社会に提案すべきです。

1)我が国に大型ゲノム解読センターが
  必要なのか、どうか?
2)ゲノム解読後に待ち受けている、
  遺伝子の機能解析に必要な広範な
  医学・生物学的研究を推進する体制の
  革新をどう行うか?
  遺伝子発見の速度に対応する機能解析
  研究体制とは何か?
3)以上の結果から得られる創薬標的や
  バイオマーカーをどうやって社会に
  還元するのか?
4)安全性と経済性を評価する
  レギュラトリーサイエンスや許認可
  体制の革新をどう行うのか?
5)1)から4)までの革新を、全体として
  最も効率良く進めるための
  マネージメント体制はどうしたらよい
  のか?

 とてもゲノム研究者だけでは回答が出ない
と思いますので、是非とも日本学術会議
などで真剣に、そして早急に議論して
いただきたいと考えます。
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いつもながら鋭い指摘です。
全く同感です。

どうしてこうも日本には先見性のある人が
少ないのでしょうか?
危険をとろうとしない人ばかりというのが
原因なのでしょうか?
自分は悪者になりたくないという?

私も素人ながら、日本学術会議
などで真剣に、そして早急に議論して
いただきたいと考えます。

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