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2010年9月18日 (土)

韓国がスマートグリッドに乗り出す

韓国がスマートグリッドに乗り出す
ライバルかパートナーか

2010年9月17日 日経ビジネスONLINE

詳細は、リンクを参照して下さい。

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 この電気自動車は、韓国済州島で行われて
いるスマートグリッド実証実験で使われる。

 電気自動車を導入したときの系統への影響
を検証する。
 済州島には鉄道や地下鉄がないので、
自動車が生活の主な移動手段だ。
 島内の自動車をすべて電気自動車にすれば、
CO2排出量をかなり削減できるはずだ。

 電気自動車の充電も体験してみた。

 認証カードをかざすと充電器の口が開いて
コンセントの差し込み口が現れた。
 ケーブルで自動車につなぎ、充電器にある
タッチパネルに触れれば、充電が始まる。
 通常、3時間程度で充電が終わるそうだ。
 電気をほとんど使い切った状態から充電
すると5時間かかるが、通勤者が帰宅する
までには十分間に合う。
 すでに9カ所に充電器を設置済みで、
2013年の実証実験終了までに30カ所に拡大
する予定である。

 2009年11月、韓国政府が済州島でスマート
グリッドの実証実験を始めると発表した。

 2010年に設計し、2011年前半までに
システムを構築、2011年後半には実証実験
を開始する。

 これは韓国にとってのスマートグリッド
化の第一歩であり、2020年には韓国の主要
都市をスマートグリッド化、2030年には韓国
全体をスマートグリッドで覆う計画だ。
 国全体でCO2排出量を削減し、環境に
やさしい国になることを目標に掲げる。
 加えて、環境分野で産業の成長を狙う。

 済州島は人口約56万人の韓国の最南端に
位置する島である。
 福岡の西、約300kmのところにあり、
日本に近い。
 温暖な気候で住みやすく、観光地として
世界的に知られている。
 年間の観光客数は800万人と、島の人口
の14倍に達する。
 韓国では石と風と女性が多い島として
有名だ。
 風が強いことから1990年代から風力発電が
盛んな島で、今回の実証実験でも、10年以上
使っている風力発電所を活用する。

 済州島の実証実験は、スマートグリッドで
韓国全体を覆うことを想定して、あらゆる
要素を組み込んでいる。

 スマートメーター、太陽光発電システム、
風力発電、蓄電池、電気自動車などを系統
と連動させて、CO2の排出量削減のために
効率的な手法を検討する。
 調査・分析も、発電量や電力消費量の情報
を集めるだけでなく、ダイナミック・
プライシングによる電力消費量への影響や
EV充電所の運営方法、充電所での新しい付帯
サービスを検討する。

 今回の済州島プロジェクトは、5つの分野
に分かれて12のコンソーシアムが立ち上げ
られている。
 参加企業数は168で、韓国企業のみだ。
 ただ、ABB Korea社やSAP社など欧米企業の
韓国子会社は参加している。

 話は少しそれるが、韓国仁川(インチョン)
空港の近くに松島(ソンド)国際商業都市
という環境にやさしい都市づくりが進められ
ている。

 そこでも不動産開発投資会社の米ゲイル
インターナショナルや米シスコシステムズ
がプロジェクトの中核を担っていた。
 韓国の街づくりなどで日本企業の名前は
聞かないが、欧米企業はビジネスをして
いる。
 日本企業にも入り込む余地は十分にある
と思うのだが。

 日本企業の参加の可能性について、済州島
政府のJeju Smart Grid Project Task
Force TeamのKim Mi Young氏に尋ねてみた。

 「日本企業も参加可能。特に電気自動車
では日本が先行しているので、是非とも
参加してほしい」とのことだった。

 スマートグリッド技術とは簡単に言えば、
電力網にIT、太陽電池、風力発電、蓄電池、
電気自動車を組み入れていく技術である。

 従って、エネルギー分野にIT企業、
太陽電池メーカー、風力発電メーカー、
蓄電池メーカー、電気自動車メーカーが
参入することになる。

 これらの分野で、韓国企業は世界のトップ
を走っているとは言いがたい。
 半導体や液晶パネル、薄型テレビ、携帯
電話機では世界を席巻している韓国企業だが、
スマートグリッドのコンポーネントでは
上位に食い込めていないのが実情である。

 半導体や液晶パネル、デジタル家電で
韓国企業は、日本企業のライバルだが、
スマートグリッドでは、日本企業が韓国企業
と補完できる面は多い。
 日本の都市開発のノウハウ、日本の環境
分野の技術など韓国が必要としていること
を積極的にビジネスにつなげることは可能
だろう。
 スマートグリッドで韓国企業とライバル
関係になるのか、パートナーとなるのかは
日本企業次第ではないだろうか。
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こういう記事をみると日本は何をしている
のかと思ってしまいます。

韓国にはきちんとした戦略、目標がある
ように見える。

日本の目標は?
具体的にいつまでに何を、というものが
見えてきません。

高速道路無料化でどのくらい新技術が
生まれるのでしょうか?
どのくらい新企業が生まれるのでしょうか?
何の実験ですか? 
何か新しい発見があるのでしょうか?

CO2の削減に果たして寄与しますか?
逆に増えた分の削減の為にかえってお金が
かかることになりませんか?

CO2削減を世界に向けて宣言して
いませんでしたか?

その為に出来る限りの手を打っているので
しょうか?

疑問だらけです。

しかも、このような韓国のプロジェクトに
積極的に参加しようともしていないように
見える。

米国は積極的です。
何故成長できないのか、政府の政策もある
のでしょうが、企業自体にも問題があるの
ではないでしょうか?

なんとも消極的な国としか言いようがない。
これで、GDP世界3位でしたっけ?
このまま行くと確実に人口1/3の韓国に
抜かれます。

関連投稿記事です。
韓国が放つ次なる世界戦略「商品」の
中身

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