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2010年9月25日 (土)

【ワクチン・予防学:下】 英国 接種率95%の秘策

【ワクチン・予防学:下】 英国 接種率
95%の秘策

朝日新聞 apital

詳細は、リンクを参照して下さい。
こういう記事は参考になりますね。

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 東京本社科学医療グループ
大岩ゆり、熊井洋美

 ワクチンは細菌やウイルスによる感染から
身を守り、重症化を防ぐのが目的だが、
みんなで打って感染の広がりをくい止める
社会防衛の役目もある。

 そのためには接種を受ける人の割合が
95%程度になる必要がある。
 英国の取り組みや国内の先進例を紹介
する。


 英国では通常、麻疹(ましん)(はしか)
とおたふく風邪、風疹のワクチンが一緒に
なった3種混合ワクチン(MMR)を
5歳までに2回打つ。

 しかし、ロンドンに住むデザイナーの
シェボーン・ディロンさんは、長男ロー君
(4)に、3種類の単独ワクチンを2回
ずつ打った。「MMRを打つと病気になる
リスクが増えると聞き心配だったからだ」
と言う。

MMRは公費負担だが単独ワクチンは
自己負担。540ポンド(約7万円)
かかった。

 ディロンさんのような懸念は、
1998年に英医学誌に載った1本の論文
に端を発する。
 MMRにより自閉症や腸の病気の
クローン病などが増えると指摘した論文だ。

 多くの学会が科学的に論文を否定した。
 英医師会は今年1月、この論文の
臨床試験で倫理委員会を通していなかった
ことなどから中心的筆者の医師免許を
剥奪(はくだつ)した。

 MMRの接種は95年には1回目の
接種率が92%に達していた。
 しかし論文の影響で80%に下がった。
 報道が減った02年以降、再び上がり
今年3月に約90%になったがピーク時の
92%には届いていない。

 英保健省のデービッド・サリズベリー
予防接種部長は「いったん失われた
ワクチンへの信頼を回復するには長い時間
がかかる」と嘆く。

 一方ではしかの感染者が増えた。
 接種率が下がった98~02年に対象
年齢だった子で目立つ。
 06年には13歳の男児がはしかで
亡くなった。
 14年ぶりのはしかの犠牲者。
 07年は1200人以上が感染した。


 英保健省の接種率を上げる努力が
「予防接種コーディネーター」だ。
 保健師や医師らと連携して問題にあたる。
 公的医療を担う公益法人(PCT)には
2人のコーディネーターがいる。
 スー・バーチェノーさんは看護師出身。
 「接種率90%は努力せずに達成
できる。
 私たちの仕事は残り10%にいかに
受けてもらうか」と言う。

 英国ではみな、近所の診療所の総合医に
登録し日常診療のほか予防接種も受ける。
 バーチェノーさんは毎月、診療所ごとに
登録された子どもの接種状況を調べる。
 ワクチンの種類別に地区や診療所ごとの
平均接種率も出す。

 保健省は毎年、全国のPCTごとの
接種率を公表。
 成績が低いとPCTの評価に響く。
 国から診療所へのワクチン費用の
支払額は、接種率が70%と90%を
超えた時は報奨金として加算される。

 英国ではMMRと接種が始まったばかり
の新しいワクチン以外は、どれも95%
近い接種率だ。

 日本は接種率を出す仕組みが整って
いない。
 大学生らでのはしか流行を受け中学
・高校生の追加接種を始めたが、
厚生労働省のおおよそのまとめでは、
はしかと風疹の混合ワクチン(MR)の
接種率は低く全国平均で8割前後。
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そうですね。確かに、
>ワクチンはみんなで打って感染の広がり
>をくい止める社会防衛の役目もある。
>そのためには接種を受ける人の割合が
>95%程度になる必要がある。

社会を守る為に必要なんだという意識
が必要ですね。

日本は本当にのんびりしてますね。
というか、任意接種にして、責任を
個人に押しつけている?

ワクチンは良いことだけでなく、
確立は非常に低いのだけれど
副作用もありますから、95%以上を
達成するためには、副作用にあった場合の
保障の仕組みも必要になります。

予防接種コーディネーターのような人も
必要でしょう。

摂取率向上の寄与に対する
インセンティブも与える必要がある
と思います。

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