有明干潟壊れる生態系
「有明干潟壊れる生態系」
2010/09/21 朝日新聞朝刊より
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干潟は二枚貝やゴカイなど様々な生き物
を育み、水質浄化や水産資源の生産の
機能を担ってきた。
だが、そうした「生物多様性の恵み」が
目に見えて衰えている。
今夏には、90年頃まで有明海では
見られなかった「シャトネラ赤潮」が、
4年連続で発生した。
魚を殺すタイプの赤潮だ。
有明海の生態系が大きく変わって
しまった。
水質改善より、生き物の豊かさをめざす
べきではないのか、、。
生物の生息環境を守る当たり前のことが
尊重されなかった。
「元に戻せないこと」に対する慎重さが
足りなかった。
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失ってしまったものはもう元には戻せない
のです。
本当に残念です。
人の自分勝手な思慮のない行動を残念に
思います。
多様で持続可能な社会でなければ、
いけないはずです。
今までのやり方は間違っています。
自然は破壊され、生物多様性は失われ、
人のみでは存在出来ないはずです。
2007年施工の海洋基本法でようやく、
川と海を一体として自然の営みを再生
させる「統合的沿岸域管理」が理念に
掲げられた。
だが、自然再生や環境修復の成功例は
少ない。過去の自然改変の大きさが重く
のしかかる。日本は戦後半世紀で干潟
の4割を失った。
以前、
「生態系破壊の損失、年420兆円」
国連の研究責任者
という投稿をしましたが、
大きな損失を既に出していること。
二度と元に戻せない過ちを犯したのだと
私は思います。
同じ過ちをしないようにしたい。
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