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2010年9月 7日 (火)

「戦跡をたどるフィールドワーク」その2

「戦跡をたどるフィールドワーク」その2
- 過去の歴史を学び、今日の問題を考え

行動する -
(2010.9.4) Peace News

詳細は、リンクを参照して下さい。

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 旧ABCC・放射線影響研究所 - 治療する
のではなくモルモットのように被爆影響を
調査した

 比治山の頂上には旧ABCC*1・放射線影響
研究所があります。

 かまぼこ型の建物は1947年に米軍が建てた
ABCCの建物がそのまま残っています。
 現在は放射線影響研究所として使われて
います。

*1:Atomic Bomb Casualty Commission
(原爆傷害調査委員会)

 旧ABCCは被爆者を長い間調査しました。
そしてその調査結果をいまだに公表して
おりません。

 私は戦後、音楽の教師になりました。
 私の生徒の中には熱線を浴びて後頭部が
ケロイドになり頭をまっすぐに起こすことが
できない子供がいました。
 指はやけどで握りしめたまま開くことが
できませんでした。

 こうした子供をABCCは調査のために学校
から連れて行ったのです。

 ある日、3年生の女の子がどうしてもABCC
へ行くのは嫌だと言って、柱にしがみついて
動きませんでした。
 私たちがいくら言っても聞き入れません
でした。
 しかたなく、ABCCのジープを戻らせ、
後からその女の子の話を聞きました。

 その女の子の話から初めてこのABCCで
どんなことが行われているか知ったのです。
 思春期のまっただなかの女の子です。
 その女の子の服を脱がせて部屋の中央に
座らせ、周囲から写真をとるのですから
恥ずかしさに耐えられないのです。

 裸の女の子の背中を金具のようなもので
引っかき、その反応を写真に全て収めるの
です。

 このようなことをやっているということ
を知って私たちはABCCに子供を送ることに
対して反対運動をおこしました。
 しかし当時は米軍占領下です。
 私たちの反対運動はかないませんでした。

 ABCCは被爆者のカルテを没収して調査した
後、そのカルテを返還しないのです。
 被爆者は治療のために自分のカルテが必要
なのですが、ABCCはカルテを返さないのです。

 被爆調査結果が一部公表されたのは、
チェルノブイリの後、ソビエトの科学者に
一部公開されただけです。

 未だに放射線が遺伝子に影響しないと
言い続ける放射線影響研究所

 ABCCは1975年、放射線影響研究所として
経費は日米同額負担の財団法人になりました。

 この放射線影響研究所はいまだに放射線
は遺伝子に影響しないと言っています。
 これはウソです。
 私の息子は1977年、39歳の時に突然血を
吐きガンの宣告を受けました。
 3カ月ももたずに亡くなったのです。
 私の身体に中に焼きついた放射線が息子を
殺したと思っています、

 しかしここでは放射線は遺伝子に影響ない
といまだに言っております。
 放射線影響研究所は8月にオープンハウス
で開放します。
 是非、ここで説明を聞いてみて下さい。
 私はある時、説明を受けて質問をしま
した。しかし最後は答えてくれません
でした。「それは未だ分からない」と言う
わけです。

 分からないのなら、「遺伝子に影響ない」
ということを言ったらいかんのじゃないか、
と質問したのですが、それについては返事は
してくれませんでした。
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また原爆記念日が過ぎました。

本当に痛ましい、何のため?
と思います。
 しかも事実を認めない。

>この放射線影響研究所はいまだに放射線
>は遺伝子に影響しないと言っています。

>「それは未だ分からない」と言うわけ
>です。分からないのなら、「遺伝子に
>影響ない」ということを言ったらいかん
>のじゃないか、と質問したのですが、
>それについては返事はしてくれません
>でした。

>旧ABCCは被爆者を長い間調査しました。
>そしてその調査結果をいまだに公表して
>おりません。
これひどくないですか?

日本政府はいったい国民の為に何をしている
のでしょうか?
原爆被害を受けた人達の救済すら満足に
していない。
放射線影響研究所はいったいなんの為の
施設?

こういう記事を見ると、原爆を何のために
落としたのかがわかるような気がします。

表面上は、戦争を終わらせるためには
やむを得なかったのだと、

本当にそうでしょうか?
原爆を投下するのなら、何故、東京大空襲が
必要だったのでしょう?
一般民間人を何十万人も殺す必要があった
のでしょうか?
自分達は安全な所にいて、

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