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2010年9月20日 (月)

マウス体細胞クローンの産子出生効率が10倍近くも改善

マウス体細胞クローンの産子出生効率が
10倍近くも改善
-X染色体上の遺伝子群発現の正常化が
体細胞クローン技術を実用化に導く-

平成22年9月17日
独立行政法人 理化学研究所

リンクを参照して下さい。
詳細は、リリース本文(詳細)を、

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 体細胞クローンのヒツジ「ドリー」が、
世界で初めて英国で誕生したのは1996年の
こと。

 有用な遺伝子を体細胞からそのままコピー
して、均一な体質の動物を無限に生産する
ことが可能になった・・・。

 基礎研究ばかりか、畜産産業をはじめ
とするさまざまな分野で期待が広まり
ました。

 ところが、期待に反して体細胞クローン
の出生率は低いままで、10年以上たった
現在、実験動物の根幹となるモデルマウス
の場合でも、核を除いた未受精卵子
(除核卵子)へ体細胞核(ドナー核)を
移植した胚のうち、数%以下しか生まれて
くれません。

 体細胞クローン技術の発展には大きな
壁が存在していました。

 バイオリソースセンター遺伝工学基盤
技術室らの研究グループは、体細胞クローン
マウスを使って、着床前胚(胚盤胞)の
遺伝子の発現を網羅的に解析しました。

 ほ乳類では、雄の細胞には1本、雌の細胞
には2本のX染色体が存在し、通常は雌の2本
のX染色体のうち1本が不活化され、雌雄の
X染色体遺伝子の発現が均等になっています。
 ところが体細胞クローン胚では、X染色体
を不活化するXist遺伝子が異常発現している
ことを突き止めました。

 さらに、このXist遺伝子を欠損させて、
X染色体上の遺伝子群の発現を正常化
させると、常染色体の遺伝子発現量も
正常化し、体細胞クローンマウスの産子
出生率を10倍近くまで改善させることに
成功しました。

 X染色体遺伝子の発現量を正常化して
体細胞クローンを作出する技術は、
基礎研究から畜産、製薬などの応用分野
にわたり、実用化が進むと期待されます。
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クローン動物というとあまり良いイメージ
がありませんが、倫理的な問題は、
問題として、切り離して研究は進めるべき
だと思っています。

得られる利益は計り知れないものが
あるはずです。

倫理問題については、感情論ではなく
きちんと議論して基準をしっかり
確立すべきです。
どこまで許可し、不許可にすべきなのか?

NHKスペシャル
「山中伸弥教授 iPS細胞の未来を語る」
で未来に期待できることと、問題点を
語っていましたね。

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