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2010年8月18日 (水)

落日の貯蓄大国

落日の貯蓄大国
2010年08月13日 ニッセイ基礎研究所

詳細は、リンクを参照して下さい。

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 かつては日本の家計貯蓄率が高いことが
「国際的な常識」であったが、今ではその
ことが引き合いに出されることさえも
きわめて少なくなっている。

 昨年末に内閣府から2008年実績値が公表
された際も、家計貯蓄率が遂に日米間で
逆転したという事実は話題にも上らなかった
ほどである。

 しかし、OECD加盟32カ国のうち16カ国
では、すでに2009年の家計貯蓄率が公表
されており、これらを含む28カ国の最新
実績値で比較すると、日本の2.3%という
水準は、なんと下から5番目に位置している。

 各国の家計貯蓄率を詳細に見ると、10%
を上回っているのはフランス、
スウェーデン、スイス、ベルギー、ドイツ、
オーストリア、スロベニアの7カ国にとど
まっている。

 それでも、世界的な金融危機が生じた後、
先進国の家計は消費を抑制することに
よって、目減りした資産の回復に努めて
いる。だから、大半の国で家計貯蓄率は
上昇している。

 日本においても、消費は一時期減少したが、
家計貯蓄率の上昇は起きなかった。

 貯蓄の源泉となるべき可処分所得がそれ
以上に減少したからである。

 実は、可処分所得は10年前と比べても
増えていないのだ。
 前述の28カ国の中でも、そのような国は
日本だけである。

 もうひとつ、驚くべき事実を付け加え
れば、家計の保有する正味資産(金融資産、
不動産などの資産合計額から負債額を控除
した差額)が10年前と比べて減っているのも、
統計が利用可能な国の中では、日本のみで
ある
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リンクを見てください。
OECD28カ国の家計貯蓄率グラフがあります。
なんでこんなに低いのでしょうか?

事実をしっかり認識しないと政策を誤り
ます。

政治家は、この現実を認識しているので
しょうか?

可処分所得は過去10年間足踏み状態。
家計の保有する正味資産も減っている。

どこか政策に間違いがあったとしか思え
ません。

経済の活性化に失敗したということです。

>日本の「小国」化は着実に進行している。
>我々はこのことを肝に銘じたうえで、
>他国との付き合い方を考えた方がよい。

小国日本をどう立て直すのか?
政治家の認識と戦略が問われます。

国民は、しっかり見ていかないと駄目
ですよ。

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