国費で作った研究報告書なのに読めない、コピーできない…年間2000億円の科研費
国費で作った研究報告書なのに読めない、
コピーできない…年間2000億円の科研費
2010.8.20 産経ニュース
詳細は、リンクを参照して下さい。
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国の科学研究費補助金(科研費)で作成
された研究報告書47年分が、限定的な閲覧
しかできないうえ、コピーも部分的にしか
できない状態にあることが19日、分かった。
インターネット閲覧の対象外とされている
ことに加え、原本を保管する国立国会図書館
が著作権法を理由に部分コピーしか認めて
いないためだ。
年間2千億円にも上る多額の国費が投じ
られている科研費。
文部科学省は「国民が報告書を読めない
のでは意味がない」と改善策を探している
が、予算不足などもあって、なかなか見つ
からないのが実情だ。
利用者からは「国費で作成した研究成果
を、なぜコピーできないのか」と不満の声
も出ているが、国立国会図書館の担当者は
「半分はコピーできる。全部コピーしたい
のだったら、50年たてばできる」「そう
でなければ、報告書を書いた複数の研究者
に、自分で許可を取って」と説明する
ばかりだ。
文科省の担当者は「国民が読んでこその
報告書。このままでは、よくないのは分か
っているのですが…」と話す。
しかし、すべてをネットで閲覧・コピー
できるようにするためには予算が必要。
財政状況が厳しい中、対応策は見つかって
いない。
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>「半分はコピーできる。全部コピー
>したいのだったら、50年たてばできる」
>「そうでなければ、報告書を書いた
>複数の研究者に、自分で許可を取って」
>と説明するばかりだ。
なんだかひどい話ですね。
国立国会図書館って誰のために存在して
いるのだろう?
50年もたってから見たって殆ど意味がない。
歴史的意味はあるかもしれないけれど、
研究っていったい誰のための、何のための
研究?
国費を使っているのだから、国民のため
ですよね。
それなのに国民に公開しない。
著作権の問題にしても解決策はあるはず。
>すべてをネットで閲覧・コピー
>できるようにするためには予算が必要。
何故予算を取らない?
国民の閲覧する権利に対する優先順位は
低いということですね。
情けない話ばかりで困ってしまう。
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