水族館の補修に苦労する自治体、という報道にみる公共財の運用と保守とコストの考え方
水族館の補修に苦労する自治体、という報道
にみる公共財の運用と保守とコストの考え方
2010/08/23 Alrernative Blog
詳細は、リンクを参照して下さい。
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いくつかの報道に見る、水族館の長期運用
の大変さと2020年問題
たとえば池袋のサンシャインにあるサン
シャイン国際水族館が来月から1年休館する
報道などをみるにつけ、いろんな事を考え
たりします。
有る意味日本の経済が上向きであった頃に
全国各地に多くの「公共施設」が出来たわけ
ですが、日本中の幾つかの水族館がその流れ
にのってオープンし、そして2020年頃に
はそれぞれが大規模な修繕をしないと施設や
設備を維持できない時期に来るという話。
う~ん・・・
言い古された言葉で言うとTCO、つまり
所有する事によってかかる全体の費用を
どこまで最初から読み込んでいたかという
コトですが、経済状況の変化やそれぞれの
施設を取り巻く環境の変化から、おそらく
多くの施設が苦労することになるだろう
という報道も見られます。
う~ん・・・
どんなものにも一度作ったらその後には
劣化するという宿命があります。
それを維持しつつ、適切なタイミングで
それらを改修してゆくという、一種のライフ
サイクルマネジメントが必要になると思う
のですが、他の建築物などより非常に早く
劣化する施設で、それが施設なり運用主体
の財政的な負担を必要以上にかけないよう
にしつつってのは、やっぱり簡単では無い話。
色んなモノに置き換えて、色んなモノの
問題として考えられるコトですが、作るだけ
作って終わりということではなく、やっつけ
仕事でどうよって言うことでもなく、そう
いうのをキチンと考えて維持してゆくこが
出来るというのは、有る意味成熟した社会に
求められる大きな課題なんじゃないのかな?
と思った次第。
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同感です。
水族館だけでなく、空港問題も、道路も、
上下水道も、その他いろいろある。
どんなものでも、一度作ったらその後には
劣化するという宿命があります。
それを維持しつつ、適切なタイミングで
それらを改修してゆくという、ライフサイ
クルマネジメントが必要になる。
なくなっても良いのなら問題はないの
ですが、そうではないはず。
必要だから計画し、作ったはず。
それなのに、その改修すらままならない、
それ以前に経営すら危ういものがある。
どうなっている?
成熟した社会ではないということでは
ありませんか?
そう思えてなりません。
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