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2010年8月20日 (金)

メキシコ湾の海底に残る有毒原油

メキシコ湾の海底に残る有毒原油
August 19, 2010
ナショナルジオグラフィック ニュース

詳細は、リンクを参照して下さい。

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 メキシコ湾の原油流出事故で、「流出原油
の大部分は回収済み」とアメリカ政府が発表
してから数週間が経過した。

 しかし今週、南フロリダ大学の専門家らが、
「海底にはまだ原油が残っている可能性が
ある」という調査結果を公表した。
 17日の中間発表によると、石油の主成分
である炭化水素に深海の微生物が「強い毒性
反応」を示しているという。

 調査チームは8月中に10日間の調査
クルーズを実施し、デソト峡谷(DeSoto
Canyon)で海水と堆積物のサンプルを採取
した。
 デソト峡谷は流出事故を起こした石油掘削
基地ディープウォーター・ホライズンの東に
ある栄養分に富んだ海底峡谷で、漁業対象
となる多様な魚類が生息している。

 採取したサンプルに紫外線を照射した
ところ蛍光を発し、炭化水素成分の存在が
間接的に確認された。
 成分分布を示す「蛍光指紋」は、ディープ
ウォーター・ホライズンからの原油とほぼ
同じだった。
 7月15日以降、壊れた暴噴防止装置には
油井キャップが取り付けられ、流出は止ま
っているはずだ。

 クルーズに参加した南フロリダ大学の海洋
化学者デイビッド・ホランダー氏は、「原油
がまだ完全には回収・分解されていないこと
を示唆しており、観察を続ける必要がある」
と話す。

 その一方で、「まだ予備的な調査結果に
すぎず、科学的事実とは認識しないで
ほしい」と強調している。
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>まだ予備的な調査結果にすぎず、科学的
>事実とは認識しないでほしい。
とは言いながら、どんな影響が出てくる
のか監視する必要があるようです。

なんとなく不安を感じますね。

恩恵の影には必ずこういう負の部分がある
のだと言うことをいつも認識しておく必要
があるのです。

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