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2010年8月14日 (土)

体内時計遺伝子がもつがん増殖を抑える力

体内時計遺伝子がもつがん増殖を抑える力
2010 08 産業技術総合研究所

詳細は、リンクを参照して下さい。

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 サーカディアンリズムは体内時計遺伝子が
作り出している24時間の生体リズムです。
 体内時計遺伝子が壊れるとサーカディアン
リズムが乱れるだけでなく、肥満や糖尿病、
がんのなりやすさ、睡眠の性質が変わるなど
リズムとは異なる生理機能にまで影響が及ぶ
ことがマウスを用いた研究でわかってきました。

 そこで、がんの増殖に着目し、体内時計
遺伝子Period2から作られるPER2分子のがん
の増殖に及ぼす影響を解析しました。

 細胞分裂をコントロールする細胞周期が
体内時計により影響を受けているため、正常
細胞では24時間のリズムで増殖をすると報告
されています。

 しかし、がん細胞では体内時計遺伝子の
リズム発振が失われ、細胞が制御されない
増殖をした結果、がんが増大するのでは
ないかと考えられました。
 私たちは、人工的にPER2をたくさん作り
出すがん細胞を作ればサーカディアンリズム
が戻り、増殖が抑えられ、がんが治るのでは
ないかと単純に考えました。

 そこで、PER2を大量産生するがん細胞
(PER2産生量の高中低によりPER2?H、
?M、 ?L)を作製し、マウスの皮下における
がんの増殖傾向を観察しました。

 すると、PER2がたくさん産生されるがん
細胞ほどマウスの皮下での増殖が抑制され
ました。

 不思議なことにこれらの細胞の培養皿の
中での増殖スピードや細胞分裂にかかわる
ような遺伝子の働きにはまったく違いが
なかったのです。

 しかし、細胞の運動性や免疫細胞により
攻撃される感受性がPER2産生の高い細胞では
促進されていることがわかりました。

 体内時計遺伝子PER2が発現しているがん
細胞は、マウスの皮下においてあまり動き
回ることがなく免疫細胞により攻撃を受け
やすくなり、体内から消えていくという
新しいメカニズムによりがん細胞の増殖が
抑えられたのではないかと考えられます。
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面白いですね。
これからどう展開していくのでしょうか?

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