3~4.5時間経過後のt-PA療法、病院到着から治療の時間は延長せず
3~4.5時間経過後のt-PA療法、病院到着から
治療の時間は延長せず
2010. 8. 9 日経メディカルONLINE
詳細は、リンクを見てください。
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t-PA(アルテプラーゼ)静注療法の「症状
発現から3時間以内」という時間枠を「4.5
時間以内」まで延長する根拠となったECASS
IIIとSITSのフォローアップ研究の成績が
欧州脳卒中学会(ESC2010)で報告された。
それぞれの試験結果の公表から17カ月後の
臨床転帰をみたものだが、懸念された「病院
到着から治療の時間の延長」は見られ
なかった。スウェーデン・カロリンスカ大学
病院のN.Wahlgren氏らが発表した。
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演者らは、3~4.5時間の方でSICH発症率と
3カ月後の死亡率が高かったことは謙虚に
受け止めるべきとしつつも、その割合は
それぞれ2.2%と12.0%と比較的小さいこと
から、3時間枠規制で治療を受けられなかった
患者から有効な治療の機会を奪うべきでは
ないだろうと結んだ。
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難しい判断を強いられると思います。
死んでしまってはどうしようもない。
という判断が働くのでしょうか?
>3時間枠規制で治療を受けられなかった
>患者から有効な治療の機会を奪うべき
>ではないだろう
は正論だとは思いますが、
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