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2010年7月23日 (金)

Vol. 241 ドクターヘリの先を飛ぶもの ~ 救命のために時間の壁に挑む

Vol. 241 ドクターヘリの先を飛ぶもの
 ~ 救命のために時間の壁に挑む

医療ガバナンス学会 (2010年7月17日)

詳細は、リンクを参照して下さい。

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 テレビドラマにもなり、最近ようやくその
存在が周知されてきたのがドクターヘリです。

 しかし、その速度と距離の限界については、
いくつかの工夫が必要です。
 その答えの一つは、ポスト・ストール機動
と呼ばれる機体制御技術になるのかもしれ
ません。

 ドクターヘリは、医師を受傷?発症の現場
に素早く送り届けることによって充分早期
に初期治療を開始し、全身状態の安定化を
図った上で、設備と人員の整った最適医療
機関に運び、救命のための決定的治療に間に
合わせようというシステムです。

 外傷治療の分野では、受傷後1時間以内に
決定的治療を行うべきというGolden Hourの
ドグマが支配的です。

 軍医として豊富な戦傷治療の経験を持って
いたと言われるR.Adams Cowleyによって1970
年代に提唱されました。

 ドイツでは受傷後15分以内に初期治療の
開始されることがヘリコプター救急医療の
原則となっており、個々のヘリコプター基地
病院は半径50キロメートルを担当しています。

 ヘリコプターはある程度の広さとしっかり
した地面さえあれば、たいていどこにでも
降りられるという、優れた機材です。
 しかしながら、理論的には時速400キロ、
実際的にも時速250~300キロ程度が
速度の限界とされています。

 その理由は大きなプロペラ(メインロー
ター)が浮力(揚力)と速度の両方を担う
ところにあります。
 燃料の消費も多く、航続距離にも厳しい
限界があります。
 その展開は医療施設の分布条件によって
大きく制限されるという点があります。

 たとえば、北海道、東北や離島を抱える
南日本では、ドクターヘリによってくまなく
15分圏でカバーするためには、基地病院と
なるべき人員と設備の整った病院の分布が
あまりにも集約化しており、これが小さく
ない弱点となります。

 一つの解決策が、通常の航空機(固定翼
機)によるドクターヘリの補完です。

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興味深い話です。
長文なので省略しました。

確かにドクターヘリだけではカバーしきれ
ないケースも出てくるでしょう。

将来に向けて検討、準備が必要と思われます。

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コメント

北海道ではドクタージェットの導入を検討していると聞きました。
ヘリは航続距離と燃料代等(1フライト50万円とも)の問題は確かにあるとも思います。
今年3月だったか?TV番組で愛知医大のフライトナースさんが紹介されているのを見ました。
心臓停止直後の患者さんの元に着いた際に、ドクターはヘリでの搬送をと言いましたが、そのナースさんは「ヘリでは狭くて心臓マッサージが出来ない。ドクターカー(救急車)で!!」と提案しドクターもその意見に従い、患者さんは一命を取り留めたと・・
素晴らしいナースさんだと思いました。ドクターよりも冷静に的確な判断が出来る。
いかに医療機器が優れていても判断を間違えたら、取り返しがつかない場合もあります。
素晴らしい医師と看護士をもっと育てるために、国も動いて欲しいと思います。
ナースさんが言った心に残った言葉があります。
『メディアではたらい回しという言葉がありますが、きちんとやればやるほど限界がある』
『1年365日、質を維持しなければならない。命は偶然助けるものではない・・』
現場の看護士さんの重たい言葉です。

投稿: H!ro^^ | 2010年7月24日 (土) 13時11分

そうですね。

どんなに良いシステム、機器を揃えても、それを生かせるかどうかは人次第。

>1年365日、質を維持しなければならない。
>命は偶然助けるものではない・・
同感です。

「質を高めるために!」が目的にならないといけないですね。

きちんとやろうとすればするほど限界が見えてしまう。

その為には医師を増やさなければいけないという結論が来るのかも
しれないし、
アメリカのように、NPとかPA(Physicians Assistant)という人も必要に
なるのではと思います。

投稿: haredasu | 2010年7月24日 (土) 15時15分

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