QRコード軸に医療IT基盤を提案―内閣府
QRコード軸に医療IT基盤を提案―内閣府
2010年07月30日 キャリアブレイン
詳細は、リンクを参照して下さい。
---------------------------------------
医療系政策シンクタンク「構想・千葉」
などが立ち上げた「どこでもMYカルテ研究会」
は7月29日、医療・介護分野でのIT活用に
ついて考えるシンポジウムを開催した。
政府のIT政策担当者やソフトバンクの
担当者などを招き、インターネットなどを
活用して医療・健康情報を流通させる通信網
の実現に向けて議論。
内閣府とソフトバンクは、いずれもカメラ
付き携帯電話などで撮影することで、各種
情報を閲覧できる「QRコード」を検討の軸に
据える考えを示した。
同研究会は、セキュリティーが担保された
状態で、インターネットなどの通信網で医療
・健康情報を流通させる仕組みを研究している。
インターネットなどの通信網を活用すれば、
医療・健康情報を個人で管理して医療機関に
提供したり、医療機関同士で電子カルテを
共有できる。
個人の医療・健康情報を複数の医師の間で
共有できるようになれば、二度手間の診断
防止や診療時間の短縮などにつながる。
介護事業者や薬局などとも連携すれば、
医療・介護従事者が連携してサービスを提供
する「チーム医療」の推進にも役立つ。
どこでもMY病院の実現に向けて、内閣官房
IT担当室の野口聡参事官は、「医療機関など
から提供される電子化された医療・健康情報
は、標準化されたフォーマットであることが
重要」と指摘。
その具体的なイメージとして、QRコードの
活用を紹介した。
医療機関は紙ベースの診療明細書や調剤
情報にQRコードを印刷し、利用者はQRコード
を携帯電話などで読み込めば、医療情報を
個人で管理して活用できるようになる。
同じように、非接触型ICカードの活用も
検討していく考えを示した。
インターネットなどの通信網で、医療
・健康情報を流通させるには、中でも医療
・健康情報である電子カルテの普及が重要。
電子カルテの普及が進まないことについて、
NPO法人医療福祉ネットワーク千葉の竜崇正
理事長は、「電子カルテは高額で、導入した
病院が赤字経営になることが多い」ことや、
「先駆的なことに取り組まない行政の
事なかれ主義」、「電子カルテのデータが
標準化されていない」などを挙げた。
その上で、「医療ITのベンダーは高額な
製品・サービスを提供し、しかも一度導入
したら抜け出せないやり方をしてきた。
今後はこうした問題点が改善され、個人が
医療・健康情報を管理する時代になり、
(患者とトラブルがあった際などに)『病院
だけの責任ではなく、個人の責任もある』と
言えるようにしていきたい」として会を締め
くくった。
---------------------------------------
大切なことだと思います。
是非進めてください。
だだ、
>「医療機関などから提供される電子化
>された医療・健康情報は、標準化された
>フォーマットであることが重要」と指摘。
と言うことと、
>その具体的なイメージとして、QRコード
>の活用を紹介した。
との関連が理解できない。
QRコードと標準化とは何の関係もないと
思います。
個人を識別するコードとして利用でき、
普及しているという利点は理解できますが、
どう標準化を具体的に進めようとしている
のかが分かりません。
どの病院で取得した医療データであろうとも、
そのデータは病院間でも、患者でも、利用
可能であり、その取得されるデータの項目も
一致していないといけません。
取得する目的も定義されていないといけ
ません。
何のために、どういう項目を取得するのかが
決まっていなくてはいけないのです。
実際は、各病院で異なるメーカの電子カルテ
システムが導入されており、従って取得する
データ項目も違うし、そのフーマットも違う。
よって違う病院で利用しようとしても利用
不可能、当然ながら患者も見ることが
できない。
と言うのが実態で、それをどう改善して
行こうとしているのかが理解できない。
参考までにリンクを、
「静岡で電子カルテ標準化」
なかなか良さそうです。
>静岡県は自らソフトを開発し、無償で
>病院に提供。
とのことです。
国は何をしているのか?
がんばってくださいな。
かけ声だけでは進みません。
戦略も、投資も、リーダーシップも必要
です。
| 固定リンク
「経済・政治・国際ニュース」カテゴリの記事
- ウミガメの99%がメスに! 豪で深刻、海水温の上昇(2018.01.20)
- 涙を誘う、餓死寸前のホッキョクグマ 温暖化の影響(2018.01.19)
- 氷山の一角から見えてきたもの -日本の研究力を維持するために-(2017.09.02)
- 死の熱波の脅威 80年後に人類の4分の3が直面(2017.07.02)
- 原発処理費用、22兆円のウソとそのワケ(2017.04.28)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント