« 失明もあるベーチェット病、発症は遺伝子変異 | トップページ | 「日本便往復4000円」の衝撃 »

2010年7月18日 (日)

【隠れた世界企業】四川大地震で活躍した紙技

【隠れた世界企業】四川大地震で活躍した
紙技
安達紙器工業 (新潟県長岡市、特殊紙の
加工業)

2010年6月16日 日経ビジネスONLINE

詳細は、リンクを参照して下さい。

---------------------------------------
「明日の朝までに、ある分だけ成田に送って
ほしい」

 安達紙器工業(新潟県長岡市)に中国の
企業から電話が入ったのは2008年5月13日の
こと。7万人近い人命が奪われた中国・四川
大地震が発生した翌日だった。

 送ってほしいと頼まれたのは、安達紙器が
独自開発した「レスキューボード」。
 特殊紙で作られた折りたたみ式の担架だ。

 重量は通常の担架の半分程度の3.5kgと
軽量で、折りたためば縦60cm、横73cmで厚さ
はたったの5cmとコンパクトだ。
 組み立てなど必要なく、広げればすぐに
患者を乗せることができ、取っ手を持てば
そのまま搬送できる。

 原料は紙とはいえ、特殊な加工を施した
特殊紙を使用しており、耐荷重量は500kgと
丈夫だ。
 紙の弱点とされる水にも強い。
 1日中水に浸けておいても220kgの荷重に
耐えられるという。

 担架ながら軽くコンパクトで輸送しやすく、
耐久性も優れている。
 この特徴が四川地震で、注目を浴びた。
 連絡が夜のため輸送用のトラックが手配
できず、軽貨物専門の「赤帽」を呼んで
軽自動車の荷台に積めるだけ載せて送り
出した。積み込み数は、100に及んだ。

 非常時に輸送がしやすいレスキューボード
は、2005年に米ニューヨーク近代美術館
(MoMA)が行った企画展に出展を要請され、
後にMoMAの「永久保存所蔵品」として認定を
受けた。

 安達紙器の社員は60人。
 小さな会社が、なぜ世界に羽ばたけるよう
になったのか。
 そこには、枯れかけた伝統技術を守り
続けた執念と、新たな市場を作り続ける
信念があった。

 先代社長は、産業の浮沈によって業容が
大きく変わることを懸念し、業務用途のみ
ならず、一般消費者向けの商品開発にも
乗り出すことを決意した。
 最初の開発は93年の「特殊紙製そり」。
 そして翌年に開発した「土に返るプラン
ター」で一気にブレークした。

 パルプ繊維や綿を原料とする特殊紙を
プランターの素材に使えば、使用後に土の
中に埋めても自然には無害。
 環境を意識した商品コンセプトが評価され、
通商産業省(現・経済産業省)の「グッド
・デザイン賞」にも選ばれた。

 社員60人の小さな会社のため、安達紙器
には開発企画担当はわずか1人しかいない。

 商品開発には、8人の営業担当者や、製造
現場の職人たちが加わり、意見を出し合って
いる。
 そして安達社長が加わる。
 「街中を見渡しながら、何か困っている
ことはないかと考えている」(安達社長)。

 冒頭のレスキューボードは阪神・淡路
大震災の惨状を目の当たりにして開発した。
 ほかにも避難先の体育館などで女性が
授乳や着替えができる組み立て式の小部屋
キットを開発するなど、生活や非常時の
困った点を解決する製品開発を心がける。

 安達紙器は常に使う人の立場に立って
開発を続ける。
---------------------------------------

いい話ですね。
大企業だけが良い企業とは限りません。

大変だと思いますが、がんばってください。

会社は常に変わっていかないと駄目になり
ます。世の中の変化に柔軟に対応する。

>何か困っていることはないかと考えている
>使う人の立場に立って開発を続ける
言うのは簡単ですが、実行は難しい。

|

« 失明もあるベーチェット病、発症は遺伝子変異 | トップページ | 「日本便往復4000円」の衝撃 »

社会関連ニュース」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/210730/48905940

この記事へのトラックバック一覧です: 【隠れた世界企業】四川大地震で活躍した紙技:

« 失明もあるベーチェット病、発症は遺伝子変異 | トップページ | 「日本便往復4000円」の衝撃 »