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2010年7月 6日 (火)

『水素ぜい化』定説見直し迫る新発見

『水素ぜい化』定説見直し迫る新発見
2010年7月2日
サイエンスポータル編集ニュース

詳細は、リンクを参照して下さい。

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 鋼に水素が入り込むと強度が低下する
という長年信じられていた定説「水素ぜい
化」の見直しを迫る新発見が、産業技術総合
研究所の研究グループによってもたらされた。

 あまりに意外な発見のため、論文を受け
取った米学術誌の審査委員がすぐに納得
せず、1年間の議論の末ようやく掲載が
決まった、という。

 村上敬宜・産業技術総合研究所水素材料
先端科学研究センター長(九州大学理事
・副学長)らのグループは、水素をステン
レス鋼中に侵入させ、繰り返し力を与えた
場合の強度変化を調べた。
 その結果、一定量の水素はこれまで言われ
ていたように強度低下をもたらすことが再
確認されたが、極めて多量の水素を侵入
させると逆に強度が著しく向上することが
分かった。

 水素は低炭素社会の主要なエネルギーに
なると期待されているが、水素エネルギー
社会を実現するには、水素ぜい化の現象を
解明し、水素ステーションや水素燃料電池
車など水素に対して安全なインフラと機器
の開発が不可欠とされている。
 しかし、水素を材料中に侵入させないよう
にするのは非常に難しいため、ある程度の
水素が侵入することを想定して安全を確保
する研究が各国で進められている。

 今回の発見で水素は悪い影響を与えるだけ
でなく量によっては強度特性を著しく向上
させることが明らかになったことから、水素
に強い部品開発への応用を研究グループは
期待している。
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思っても見なかった発見ということで
しょうか?
面白いものです。

詳細は、産業技術総合研究所 プレスリリース
へのリンクもあるようですので見てください。

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