年収差100倍は3社
年収差100倍は3社
年収差100倍は3社
2010/7/10 朝日新聞
---------------------------------------
日本にもトップと社員の「年収格差」が100
倍を超える企業がある。
2010年3月期の決算報告を朝日新聞社が調
べると、日産自動車など3社が越えた。
欧米に比べて格差がぐっと小さいとされて
きた日本の「企業像」はくつがえされた。
給与が伸び悩んでいる社員の受け止めは
複雑だ。
---------------------------------------
「いずれ海外から優秀な経営者を登用する
時代がくる。トップの報酬はもっと多くて
いい」三菱商事の40代社員
「トップの報酬は会社の格。学生のリク
ルートにもプラスだ」
武田薬品工業の40代社員
との声もあった。
何か勘違いしていないでしょうか?
海外のトップへの報酬設定の仕方が正しいと
言う前提のようですが?
その根拠はなんでしょうか?
私はおかしいと思っています。
ちなみに米国の例ですが、
米国の代表的な株式指標であるStandard
& Poor's 500に登録されている500社の
CEOが2008年にどれだけの報酬をもらった
かを、AP通信が算出した。
報酬には、給与のほか、特別手当や賞与、
株式報酬なども含まれる。
ベスト6は次のとおり。
1位 オーブレイ・マクレンドン
(チェサピーク・エナジー)
←天然ガス生産大手
1億1250万ドル(約112億円)
2位 サンジェイ・ジャ
(モトローラ)
1億440万ドル(約104億円)
3位 ロバート・アイガー
(ウォルト・ディズニー)
5110万ドル(約51億円)
4位 ロイド・ブランクファイン
(ゴールドマン・サックス)
←投資銀行:公的資金注入
4290万ドル(約43億円)
5位 ケネス・シュノールト
(アメリカン・エキスプレス)
←クレジットカード会社:公的資金注入
4290万ドル(約43億円)
6位 ビクラム・パンディット
(シティグループ)
←金融に関する事業を行う企業を傘下とする
持株会社::公的資金注入
3820万ドル(約38億円)
リーマン・ブラザーズの経営破たんが
2008年9月15日ですから破綻の影響はどう
なんでしょうか? 4~6位あたりの収入は
少なくなってこの程度? ということで
しょうか?
のようです。うらやましい限りです。
確かに高報酬ですが、これが正しい姿
ですか?
米国の「相対的貧困率」はリンクを参照
してください。世界一です。
そんな国が理想ですか?
会社は、社会に奉仕するのが正しい姿。
会社はトップのみでは成り立ちません。
社員がいて働いているから成り立って
いるのです。
それだけではありません。
買ってくれる人がいて、部品を供給して
くれる他の会社がある。
社会はお互いに関わり合っている。
それなのに、、
一般社員と管理職、トップでは当然収入に
差があって良いと思います。
思いますが、当然限界があるはずです。
そんなに能力差はありません。
収入の差は、能力の差ではないということ
です。
収入の分配は、この程度が論理的に正しい
ということを示してくれるそんな理論は
ないのでしょうか?
正しい分配とはこうあるべきと言う正しい
根拠を示せる理論は?
格差を示す指標であるジニ係数とか
貧困率とか、そういう指標とリンクした
理論がないのでしょうか?
経済学が示しているはずですが?
現実がそうなっていないということは
示せていない、あるいは、トップが従って
いない?
今のままでは、上がり続けますね。
何か制限をしない限り。
貰ったトップはそれを何に使うのでしょうか、
金融関連でしょうか?
お金がお金を生むと言う。
米国では破綻して、大変な損害を世界に
与えたではありませんか?
一般社員に還元した方が、よっぽど景気
刺激策になるはず。
必要なお金は足りないのだから必ず使う。
使い切れないほどのお金などありはしない。
もっとも気に入らないのは、一般社員の
給料は下がり続けているのに、取締役以上
の給料は上がるという矛盾。
どうなっているのでしょうか?
しかも、簡単に契約社員は切る。
一方で、日産はトップに9億に迫ろうという
高給支払っている。
業績はそんなに良いんですか?
そんなに業績に貢献しているのですか?
そんな高給を支払うことができるのなら
会社利益にかける税金の減税など必要ない
のでは?
銀行は無税。利益がでていない?
本当ですか?
一般の預け入れ金利は0%に近いのに?
とにかく不透明なのでなんとも言えませんが、
会社収入の分配の見直しも景気刺激策の一つ
になり得ると思いますが、なんともできない。
残念。
ちょっと愚痴がすぎたかな?
あまりに庶民とかけ離れているので、
やりきれません。
貢献度という意味では、数学者に配分したい。
数学なくして高度な製品は出来ない。
ばかげた、金融商品もそう。
基礎研究者は謙虚ですね。
もっと配分されて良いと思います。
会社が生み出した製品は、全て、
それら先人の業績の上に成り立って
いる。それを全く無視している。
なぜなら、それなくしてその製品は存在しな
かったのだから、
トップの貢献度は?
年収差100倍に相当するとは思えない。
経済学者は、経済発展を考慮、且つ
最大多数の最大幸福を前提として
トップとの差は、どの程度が適切
なのか、政府と国民にその理由など
国民にも理解できる、根拠のある値を
示して欲しい。
経済発展には、新しい企業がどんどん
出てこないといけないはず。
その意味でもっとベンチャーの起業が
しやすい環境を整えないといけない。
お金が余っている富裕層はそこに
かけて欲しい。
失敗してもそれは自分の責任、起業した
人の責任のみに帰しては駄目です。
起業しやすい環境にしなくては、起業は
進みません。
まず最初にやることは、お金を生かして
ください。
自分の利益追求のみではお金は死んで
しまう。
| 固定リンク
「経済・政治・国際ニュース」カテゴリの記事
- ウミガメの99%がメスに! 豪で深刻、海水温の上昇(2018.01.20)
- 涙を誘う、餓死寸前のホッキョクグマ 温暖化の影響(2018.01.19)
- 氷山の一角から見えてきたもの -日本の研究力を維持するために-(2017.09.02)
- 死の熱波の脅威 80年後に人類の4分の3が直面(2017.07.02)
- 原発処理費用、22兆円のウソとそのワケ(2017.04.28)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
差がありすぎます。おかしいと思います。
経営を考える事、リサーチやマーケティング、未来へのビジョンは大切です。しかしどんなにグッドアイディアだとしても、物を作りだす技術者、研究者がいるからこそ会社は利益がだせ成り立ちます。
片方だけでは会社は潰れます。それならば企業のトップクラスがいかに良いアイディアをだそうとも、末端でその考えを実現するために頭と腕(技術と頭脳)を使い頑張っている人達も、企業のトップにも勝るとも劣らない存在だと思います。
自動車会社は派遣社員がいなければ成り立たない部分もあるでしょう。その派遣社員の皆さんが十分な収入を得ていますでしょうか?
すこし話はそれますが、ワーキングプアを数千万人も生み出した小泉政権時代の竹中平蔵さん(平蔵改革)
あの改革で派遣会社は儲かりました。その大手派遣会社であるパソナの代表取締役会長に就任した竹中平蔵さん。(これも天下りと言っていいでしょう)とんでもない人だと思います。しょせんは人よりも金儲けがしたい偉い?人間が多いという事なのでしょうか。。。部下の事などじつは考えていない、金の亡者・・・
どうも国と大企業は信じられない部分があります。(まだその点では現民主党政権は判断しかねていますが)
投稿: H!ro^^ | 2010年7月12日 (月) 10時35分
おかしいと思いますよね~
どこかで、きちんと論理的な根拠の示せる制限を
かけないと無制限にあがります。必ず。
先進諸国と同じにならなくてはいけないなどと言ったら、
日本は「ガラパゴス」追いつかなければいけないことが
沢山あります。
都合のいいことばかり、先進国並みとはあきれてしまう。
優先順序をつけましょう。当然命に関わることが最優先ですね。
これだけでも、沢山ある。
投稿: haredasu | 2010年7月12日 (月) 14時57分