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2010年7月23日 (金)

風力発電 国内失速

風力発電 国内失速
2010/7/23 朝日新聞「環境」欄

何度も書いていますが、どうも
気になるので再再度。

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普及の遅れ「政策のゆがみ」

世界の累積設備量では風力は太陽光の7倍。
 しかし、日本では太陽光の方が多い。

 EUでは電力の4.2%を風力でまかなうが、
日本では、0.4%ほどだ。

 日本で風力発電が増えないのは、増やす
政策をとらないからだ。

 日本風力発電協会は5月、「日本の風力
発電の潜在量」を発表した。
 住宅地から十分離し、各電力会社の今の
発電設備量を上限と考えても、「潜在量は
陸上風力だけで約6500万キロワット」もある
という。

 しかし、電力会社は「風力の電気は風任せ
変動が激しい」と送電線への受け入れを
いやがる傾向が強い。
 風力発電を計画しても、電気を買う電力
会社が認めなければ建設ができない。

 現在経済産業省は自然エネルギーの
「全量買い取り制度」を作りつつある。
 「電気の買い取り価格」が決まっても、
「建設を増やす仕組み」は置き去りにされる
恐れが強い。

 REN21理事で、NPO法人、環境エネルギー
政策研究所の飯田哲也所長は「一定規模の
自然エネルギーが普及している国で、太陽光
発電が風力発電より多いのは日本だけ。

 風力発電のコストは太陽光より安く、
多くの国で石炭火力と競合しつつある。
 安い電源が普及しないのは政策のゆがみで、
全量買い取り制度に加え、送電系統を自然
エネルギーに優先させる仕組みの確立が
必要だ」と話す。
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>安い電源が普及しないのは政策のゆがみ
当然のことだと思うのに、何故でしょう?

政治家が国家戦略を持たないのが駄目なの
だと思います。

これではCO2の削減などおぼつかない。
危ない原子力を強行するし、枯渇すること
が見え見えの化石燃料にしがみつく政策を
取り続けていて良いのかと心配で仕方が
ない。

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