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2010年7月30日 (金)

RNAアプタマーが標的分子を捕捉する仕組みを発見

RNAアプタマーが標的分子を捕捉する
仕組みを発見
-抗体に代わる次世代分子標的医薬開発の
基盤を確立-

平成22年7月30日
科学技術振興機構(JST)
大阪大学
東京大学
千葉工業大学
株式会社 リボミック
株式会社 創晶

詳細は、リンクを参照して下さい。

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 JST 課題解決型基礎研究の一環として、
大阪大学 大学院工学研究科の松村 浩由
准教授らと東京大学医科学研究所の中村 義一
教授らは、RNAアプタマーが標的分子を
捕捉する新しい仕組みを構造解析によって
明らかにしました。

 RNAアプタマーは、たんぱく質などの
標的分子に強く結合する核酸分子です。
 RNAアプタマーが結合したたんぱく質は
その働きが特異的に妨害されるため、治療
困難とされている疾患の治療薬となるものと
期待されています。
 しかし、RNAは「マイナス」の静電気を
帯びているため、「プラス」の静電気を
帯びたたんぱく質でなければ強く結合でき
ないと考えられており、多種多様なたんぱく
質に対して強く結合するRNAアプタマー
を自在に開発できるのかといった疑問の声
もありました。

 本研究グループは今回、先に開発していた
プラスとマイナスの引力だけではない力で
結合するRNAアプタマーと、たんぱく質
が結合した複合体の立体構造をX線結晶構造
解析注1)によって初めて明らかにしました。

 その結果、RNA自身が持つしなやかな
造形力を利用して標的たんぱく質の形に合わ
せた構造を作り出し、標的たんぱく質を捕捉
することができることを見いだしました。

 この研究によってアプタマーデザインの
基盤が確立できたことから、これまで標的
とされなかったたんぱく質に対してRNA
アプタマーを作ることにより、抗体医薬に
代わる次世代分子標的医薬(RNAアプタ
マー医薬注2))が開発できます。

 また、今回のRNAアプタマーを用いれば、
医薬品用のヒト化抗体たんぱく質が高純度、
かつ、今までよりも簡単な方法で得られる
ため、抗体医薬の開発の発展にも役立つもの
と期待されます。
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>「抗体に代わる次世代分子標的医薬開発の
>基盤を確立」したのみならず、
>医薬品用のヒト化抗体たんぱく質が高純度、
>かつ、今までよりも簡単な方法で得られる
>ため、抗体医薬の開発の発展にも役立つ
>ものと期待されます。
とのことですので、期待しましょう。

でも、
>近年、RNAアプタマー医薬は抗体医薬に
>代わる次世代医薬として注目されています。
>すでに海外では加齢黄斑変性症の治療薬が
>上市されており、数種類が臨床試験中です。
海外は早いですね。

がんばってはいるのですが、
海外医療先進国との距離はますます離れて
いきそうな気がしてしまいます。

システムが良くないから、、
システムの改革は国が動かなければ、
どうすることもできない?

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