介護保険 末期がんにも
介護保険 末期がんにも
2010/7/7 朝日新聞
ちょっと気になったので載せておきます。
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40歳以上の「末期がん」の人が自宅で療養
する時、介護保険が使えるのを知っています
か?
申請すれば、すぐに暫定的な介護サービス
を受けられるが、制度そのものが十分に周知
されておらず、介護認定まで時間がかかる
ことから、使い勝手の悪さが指摘されている。
「死期が迫ったら自宅で」と望む人は多い。
厚生労働省は自治体に迅速な対応をする
よう促している。
-ばらつく自治体対応-
末期がんの場合、介護保険の申請手続き
中に亡くなる人が相当数いるとみられる。
素早い認定が大切だが自治体の意識には
差がある。
認定されないまま亡くなるケースを防ぐ
ため、兵庫県姫路市は今年度から申請者に
市独自の「連絡票」の提出も求めている。
急な悪化が見込まれると主治医が判断した
場合は、連絡票をもとに5日以内に訪問調査。
審査会前に死亡しても、申請時までさか
のぼり対象者と認める方針だ。
千葉県我孫子市は昨年度以降、申請者を
一律「要介護2」とみなし暫定プランを
組む。
がん患者は末期でも自力で食事したり歩い
たりできる。
「このため最初の認定は要介護1か2と、
比較的軽い。
それでも1カ月に上限16万~20万円弱
の介護サービスが1割負担で使えるのは助け
になる
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福祉サービスについては、知っておかないと
駄目です。
いつ自分が、あるいは周りの人が該当者に
なってしまわないとも限りません。
行政サービスは申請主義です。
そもそも申請しないと受けられません。
知っておくべきです。
もちろん親切な医師もいるでしょうが、
念のために知識としてでも、知って
おくのが良いと思います。
参考までに訪問看護が介護保険適用に
なるのか、それとも医療保険適用になる
のかについては、下記のリンクを参考に
してください。
わかりやすく整理してあります。
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