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2010年6月16日 (水)

太陽光発電パネルごとの発電状況をモニタリングできる通信技術を開発

太陽光発電パネルごとの発電状況をモニタ
リングできる通信技術を開発
-パネルの不具合を検知して電力ロスを
削減するスマートグリッド技術-

2010年6月14日 産業技術総合研究所

詳細は、リンクを参照して下さい。

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ポイント
・直流電力線を用いた通信により、パネル
 単位での発電状況をモニタリング可能

・パネルごとに最大電力を取り出す際に
 用いる高効率電力変換回路も開発

・パネルの不具合の容易な検知と、パネル
 ごとの高効率な発電が可能に

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 太陽光発電パネルからの直流電力線を
そのまま通信線に利用する通信技術を開発
し、試作機による原理実証に成功した。

 この通信技術により、太陽光発電パネル
ごとの発電状況をモニタリングして、容易
にパネルの不具合検知やメンテナンスが
できるようになる。

 今回試作した通信装置の子機は小型で、
太陽光発電パネルの端子箱に収納でき、
安価(量産時で200 円以下を目標)に生産
できる。

 また太陽光発電パネルからの直流電力線を
そのまま通信に使うので、新たな配線工事を
必要としない。
 さらにパネルごとの発電状況の推移を親機
の画面に表示できるので、これまでより
パネル不具合の検知が容易になる。

 一方、太陽光発電パネルごとに最大電力を
取り出せるようにするための分散型MPPT
(最大電力点追従)に用いる高効率な電力
変換回路方式も開発した。
 これにより発電パネル全体での日照条件
などの影響を軽減できる。
 また、この回路により直流―直流の電力
変換で98 %もの高効率を達成した。

 このような太陽光発電向けスマート
グリッド技術により、低コストで太陽光発電
パネルを不具合のない状態で高効率に稼働
できる
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なかなか良いですね。

以外に知られていないようですが、今までは、
せっかく太陽光発電パネルを設置しても、
発電量が減って来ていることがわかっても、
どのパネルが悪いのか特定できず、結局
処置できないままとなることが殆どでした。
(まさか全体の交換はできないし、)

このことを解決し、全体の効率もアップ
出来る。

素晴らしいことです。
早くこの形式のパネルが実用化されると
良いですね。

スマートグリッドと言うと、もう少し、規模の
大きな電力網全体の効率改善を目指した
ものと言うイメージでしたが、確かに、
こういうことも、スマートグリッドですね。

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