iPS細胞使って血液できた マウス体内で幹細胞作製
iPS細胞使って血液できた マウス体内
で幹細胞作製
2010年6月27日 朝日新聞
詳細は、リンクを参照して下さい。
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iPS細胞(人工多能性幹細胞)をマウス
の体内に入れて血液のもとになる造血幹細胞
を作り出し、それを別のマウスに移植して
実際に血液を作らせることに東京大の研究
チームが成功した。
iPS細胞を体外で人工的に培養して
作った従来の造血幹細胞は、生体に移植
しても定着せず、血液を作り出せなかった
という。
白血病など血液の難病の治療に一歩近づく
成果だ。
チームの大学院生、鈴木奈穂さんによると、
マウスの尾の細胞から作ったiPS細胞を、
造血幹細胞への変化を促すホルモンなどと
ともにマウスに移植。
約3カ月後に骨髄を調べたところ、iPS
細胞が変化してできた造血幹細胞が確認され、
正常に血液を作っていることも確認できた。
iPS細胞が体内でさまざまな細胞に変化
し、その中に含まれていた造血幹細胞が骨髄
に移動したらしい。
iPS細胞を生体に移植すると、造血幹
細胞などのほかに腫瘍(しゅよう)もできる
ため、人間に直接移植するのは安全面から
難しいが、中内教授は「人間の造血幹細胞を
ブタなどの体内で作って取り出し、安全性を
確認したうえで人間に移植する手法が考え
られる」と話している。
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Good Newsです。
期待しましょう。
iPS細胞の研究も少しずつ進歩してます。
骨髄移植に代わる治療法になると良いですね。
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