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2010年5月16日 (日)

B型肝炎国賠訴訟の大阪弁護団で原告 辰巳創史さん

B型肝炎国賠訴訟の大阪弁護団で原告
辰巳創史さん
2010年05月14日 朝日新聞 ひと欄より

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 弁護士として原告に会う時、自分の病気
の話をする。
 重かった口を開き始める人がいる。
 原告兼弁護士ならではの役割だと思う。

 15歳の頃、血液検査で感染を知り、
29歳で慢性肝炎だと分かった。
 長く生きられないかもしれないと思う中、
新司法試験の制度ができた。
 大学卒業後、試験に失敗してあきらめた
法曹への夢が膨らんだ。

 あこがれたのは、どんな病気も治す漫画
の主人公ブラック・ジャック。
 でも、理系が大の苦手。
 ならば、とどんな悩みも解決する文系の
ブラック・ジャックを目指した。

 31歳で法科大学院に進学。
 合格するまでの4年間、入退院を繰り
返した。
 病室に段ボール2箱分の教材を持ち込み、
消灯後は共同スペースで午前2時、3時
まで勉強した。

 患者のつらさはわかっているつもり
だった。
 訴訟に加わり、改めて残酷さを知った。

 娘に感染させたと苦しむ母親、薬のため
妊娠をあきらめた女性。
 「これが現代に起こることなのか、と
がくぜんとした」

 つい先日、元気だった大阪原告の1人が
急死した。
 これで2人目だ。
 自分の死には鈍感になるようにしてきた。
 でも無念の死を前に、憤りがこみあげる。
 和解成立まで、もう、一人も欠きたく
ない。
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つらい話しですね。
がんばってください。

「命を守る政治」がどこまでできるのか?
見守りたいと思います。
問題山積です。

関連リンクです。
B型肝炎国賠訴訟大阪弁護団HP

広く薬害肝炎訴訟としてのリンク。
薬害肝炎訴訟全国弁護団 ホームページ

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