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2010年5月19日 (水)

再生阻害因子が神経細胞の突起をはねのける仕組みを発見

再生阻害因子が神経細胞の突起をはねのける
仕組みを発見
-神経回路の構築や損傷後の再生に重要な
役割を果たす新メカニズム-

平成22年5月13日
独立行政法人 理化学研究所

詳細は、リンクを参照して下さい。

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◇ポイント◇
 ・神経突起の表面の膜が、細胞内へ取り込
  まれる様子を初観察
 ・再生阻害因子が、形質膜の細胞内への
  取り込みを促進し、神経突起をはね
  のける
 ・損傷した神経回路の修復技術への応用に
  期待

 脳や脊髄の働きの中心を担う神経回路は、
多数の神経細胞から伸びた突起が精巧に絡み
合って構築されています。
 この神経回路の構築には、成長円錐※3と
呼ばれる神経突起の先端部が、その周囲環境
に存在する分子情報を感受して、神経突起を
正しい方向へ導くことが必要です。

 神経回路が損傷すると、神経突起の切断端
そのものが新たに成長円錐となり、その神経
突起が伸長して神経回路を再構築しようと
します。

 しかし、損傷組織由来の再生阻害因子が
成長円錐を反発するため、神経突起は損傷
部位を通過することができません。
 このため、損傷した神経回路の修復技術
を開発するためには、再生阻害因子が成長
円錐を反発する仕組みを理解することが
必須となっています。

 再生阻害因子は、成長円錐でのクラスリン
依存性エンドサイトーシスを非対称化する
ことで、神経突起を反発することが判明
しました。

 本研究は、成長円錐での非対称性エンド
サイトーシスが、神経突起の伸長方向を
決定するという基本原理を明らかにし、神経
突起の再生を可能とする新たな分子メカ
ニズムを発見した意義のある成果と
なりました。

 本研究成果は、米国の科学雑誌『Neuron
(ニューロン)』(5月13日号)に掲載され
ます。
 成果の一部は科学研究費補助金を得て
実施しました。
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>神経突起の再生を可能とする新たな分子
>メカニズムを発見した意義のある成果

ということです。
脳や脊髄の働きの中心を担う神経回路の
再生の可能性が出て来たということですね。

期待したいと思います。
神経は再生しないと言われて久しい。
そのメカニズムが解明されたと理解
して良いのでしょうか?

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