生物多様性、保全に「失敗」…16の指標悪化
生物多様性、保全に「失敗」
…16の指標悪化
(2010年4月30日03時04分 読売新聞)
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名古屋市で10月に開かれる生物多様性
条約第10回締約国会議で主要議題となって
いる世界の生物多様性の現状評価について、
欧米などの研究チームは30日、「多様な
生態系の破壊は依然進行している」とする
論文を米科学誌「サイエンス」(電子版)
に発表する。
生態系を構成する生物種の数、森林の
破壊率のほか各国の保護政策など24の
指標で分析した結果、16の指標で悪化が
見られた。
2002年に掲げた「10年までに生物
多様性の損失速度を著しく減少させる」
とした同条約会議の世界目標についても、
「達成されそうもない」とし、対策の強化
が必要と警告している。
同条約事務局は来月10日、世界目標を
最終評価する報告書を公表する予定だが、
これに先だって科学者グループが一足早く、
目標達成は「失敗」との結論を出した形だ。
論文によると、脊椎動物の個体数が
1970年から31%減ったほか、森林や
サンゴ礁、マングローブは過去二十数年の
間に消失が進んだと報告。
このほか外来種の数、過剰漁業など生態系
に悪影響を及ぼす要因は逆に増えていると
した。
ブラジルなど大西洋岸の森林は伐採が
進み、世界の大河の59%(流域面積)が
ダムや貯水池で寸断され、生物の生息環境
の分断も進んでいる。
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残念ですね。
地球に住んでいる生物は、人間だけではない。
自分勝手に、地球を破壊して良いはずがない。
生物多様性が失われつつあるということは、
人間にとっても住みにくい世界になりつつ
あるということです。
人間も生物なのです。
大きなしっぺ返しを喰らいそうな
気がします。
それを受けるのは、これからの若者達
なのです。
今の大人達は、無責任ですね。
将来を見通せていない。
温暖化に対する対処の仕方も手ぬるい。
関連記事です。
「生物の多様性守れ、猫八さんら条約会議
アピール」
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