おっぱいの奇跡。母乳に含まれる物質が40種類以上のガン細胞を殺すことができると判明
おっぱいの奇跡。
母乳に含まれる物質が40種類以上の
ガン細胞を殺すことができると判明
2010年04月21日 Digital Magazine
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これをおっぱいの奇跡と言わずしてなんと
言おう。
スウェーデンのルンド大学とヨーテボリ
大学による調査の結果、母乳に含まれる物質
がガン細胞を殺すことができると判明した。
この母乳に含まれる特別な物質『HAMLET
(Human Alpha-lactalbumin Made LEthal
to Tumour cells)』は、数年前にとある
研究者が母乳の抗菌作用を調べている時に
偶然発見したものだ。
『HAMLET』はタンパク質と母乳内に含ま
れる脂肪酸からなる物質だが、母乳単体から
は生成されず、赤ちゃんの胃の中に母乳が
入ることによってできるとみられている。
そして研究では、この『HAMLET』が皮膚
ガンを始め、粘膜ガンや脳腫瘍などの40種類
以上のガン細胞を殺すことが発見された。
さらに重要なことは、この『HAMLET』は
健康な細胞を傷つけずガン細胞だけを殺す
ということだ。
まさに夢のような物質である。
ヨーテボリ大学では現在、『HAMLET』を
ガン細胞に作用させる方法を調べている。
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人の仕組みは本当に良くできていますね。
>赤ちゃんの胃の中に母乳が入ることに
>よってできる
>健康な細胞を傷つけずガン細胞だけを殺す
『HAMLET』は癌を識別できるということ
ですよね。
どうやって識別しているのか?
どうして癌を殺すことができるのか?
興味が湧いてきます。
研究が進んで、実際の臨床の場で
効果を発揮できるようになれば、
それこそ、夢のような話しになるの
ですが、癌は多様です。
結果は?
進展は?
期待しています。
ニュースソース
医学処 -医学の総合案内所-
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