インクジェットプリンタのように皮膚を「印刷」して火傷を治療する装置が実用化間近
インクジェットプリンタのように皮膚を
「印刷」して火傷を治療する装置が
実用化間近
2010年04月12日 Gigazine
詳細は、リンクを参照して下さい。
---------------------------------------
アメリカでは、移植待ちの患者がこの10年
で倍増しているにもかかわらず、手術数は
ほぼ横ばいとなっているなど、ドナー不足が
深刻な問題となっています。
これを解消するため、外部から組織を移植
するのではなく、自分の細胞を利用して回復
する「再生医学」分野の研究が近年盛んに
行われていますが、アメリカの研究チームが
火傷などの治療のため皮膚に細胞を印刷し
再生させるという、まるでSFのような治療
方法を開発、実用化に近づけました。
詳細は以下。
Inkjet-like device 'prints' cells right
over burns | Reuters
Inkjet Cell Fabricator Prints Healing
Flesh Directly Onto Wounds | Popular
Science
「バイオプリンティング」と名付けられた
この方式を開発したのは、アメリカ・ノース
カロライナ州のウェイクフォレスト大学の
研究チーム。
治療では、まず皮膚の一部を採取し、
線維芽細胞やケラチノサイトなどといった
諸細胞に分離。
培養地で増殖させた後、インクジェット
プリンタによく似た散布装置にセット、
レーザーで火傷の深さ・大きさをスキャン
しながら、適切な量の皮膚細胞を吹き
付けます。
吹き付けられた皮膚細胞には分化能力を
もつ幹細胞も混じっているため、患部の
毛包や皮脂腺など、皮膚を構成する様々な
パーツもまた回復していきます。
マウスを使った比較実験では、通常の皮膚
移植手術では5週間かかるサイズの傷が2週間
ほどで全治、3週間で完全に傷がふさがった
とのこと。
次のステップはより人間の皮膚に似た組織
をもつ豚、そしてアメリカFDA(食品医薬品
局)の認可を待って人体での実験も
行われます。
また、米軍の再生医療研究所と合同での
研究も進行しているとのことです。
---------------------------------------
いろいろな方法がありますね。
なかなか有望そうです。
素晴らしいと思います。
日本では、「再生医療 重い足かせ」
で紹介しましたが、培養皮膚「ジェイス」
を愛知県蒲郡市の「ジャパン・ティッシュ
・エンジニアリング」(J―TEC)。
というところがやっています。
ところが、実に日本の行政は冷たい。
このままでは、多分企業としてやって
行けません。残念です。
せっかく、企業を立ち上げたのに、
多くの人達を救える技術のはずなのに、
米国に確実に先を越されます。
日本は、自国の企業を育てようという
気持ちがないのでしょうか?
| 固定リンク
「医療関連ニュース」カテゴリの記事
- iPS細胞由来の免疫キラーT細胞を用いることで悪性リンパ腫の治癒に成功〜難治性NK細胞リンパ腫に対する新規細胞治療法へ期待〜 (2019.10.14)
- 炎症反応を強力に抑える活性イオウ誘導体の開発に成功(2019.04.16)
- 皆保険制度の国で在住外国人に健康格差の懸念 ~ 富裕層対象の医療政策導入で悪化の恐れ日本人医師グループが英医学誌で注意を促す ~(2019.03.13)
- 脳腫瘍に対するウイルス療法の医師主導治験で高い治療効果を確認―日本初のがん治療ウイルス薬の製造販売承認申請へ―(2019.02.18)
- 国内初の医師向けオンライン診療手引書が完成 -安全で質の高い遠隔医療の普及に向けて-(2019.01.13)
この記事へのコメントは終了しました。


コメント
本当に国の支援や未来に対する取り組みには心配がつきませんね。
米国は医療に関してはビジネスとして考えるのは勿論、悲しいかな戦争によっても伸びています。戦争で怪我を負った方々に対しての「再生医療」は重要な分野でもあります。
日本は元々医療分野の市場が大きくはないですから、企業も参入しずらいですよね。だからこそ国の支援が必要なのに・・・
医療だけではなく、環境、エネルギービジネスもこのままだと、世界基準は取れませんね。
今取り組んでいる「医療観光」も心配です。
日本はデバイスラグによって、医療機器も世界からみたら導入が遅れているいます。まぁ、内視鏡の分野ではオリンパスが世界的にはリードはしていますが、他の分野の医療機器は心配です(古いのもあるし)
医師、看護士不足もあるのに大丈夫なんでしょうか?
国の考えはピントが合っていないものが多く感じます。
原発や新幹線の技術を輸出する事ばかり考えていて、国内の需要と関連企業に対する【心の目】がありません。
投稿: H!ro^^ | 2010年4月13日 (火) 16時26分
本当にそうですね。
【心の目】がない。
政治家は、いったい何を見ているのか?
見る目がないのなら、先進他国の
良いと思われる施策を採り入れたらどう?
新しいことを考える必要はない。
取捨選択すればよい。
投稿: haredasu | 2010年4月14日 (水) 13時04分