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2010年4月16日 (金)

少数の患者を見捨てるのか

少数の患者を見捨てるのか
2010/04/16 朝日新聞
私の視点より

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 国民の健康維持は国家の重要課題だ。
 国民皆保険制度を始めとする我が国の医療
政策は、患者が平等な医療を受けられること
を基本理念としている。

 しかし、実際には経済原理のもとで医療は
実行される。

 公的医療機関さえ、いかに実益をあげる
かが課題となる時代だ。
 薬剤についても、採算性の高いものだけが
流通することになる。

 これで本当に良いのだろうか。

 利益をあげることを目的とする市場経済が、
まれな病気にかかった不幸な患者を見捨てる
のであれば、弱者を支援するよう努めるのが
国家の本来の役割だろう。
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同感です。

これで本当に良いのだろうか?
と考えてしまいます。

この記事にあるように、治療に必要とされて
きた薬が採算にあわない等の経済的理由
により製造中止になることは、疾患が
まれで、薬の需要がその採算を切る場合
十分あり得ることだと思います。

残念ですが、このような事例は沢山ある
と思われます。

難病でありながら特定疾患として
認めてさえ貰えない病気も又、
沢山あります。

本当にこのままで良いのでしょうか?

全てを救うことは出来ないでしょう。
でも、少数だから、経済的に成り立たない
からと言って、見捨てて良いので
しょうか?

国として明確な基準を国民に示すべき
だと思います。

特定疾患の認定も含めて、この種の
問題に対してどう立ち向かって行く
のかの基準を示して貰いたい。

その為にどの程度のお金がかかり、
そのお金をどこから得て行くのか?

憲法の理念にも立ち返って是非
国民も含めて議論を深めて頂きたい。

中福祉、中負担というような乱暴な
話しではなく、見捨ててよいのか、
そうでないのか? と言う。
より、具体的な話し、基準が必要です。

私には、国のやり方は行き当たり
ばったり、つぎはぎだらけのように
見えます。

基本に戻って考え直す時期では
ないでしょうか?

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