Honda、家庭用 次世代ソーラー水素ステーションの実証実験開始
Honda、家庭用 次世代ソーラー
水素ステーションの実証実験開始
2010年1月28日 四輪製品ニュース
詳細は、リンクを参照して下さい。
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Hondaの研究開発子会社であるホンダR&D
アメリカズ(所在地:米国 カリフォルニア州)
は、燃料電池電気自動車への水素供給装置
として、ガレージに収まるコンパクトな
家庭用サイズの次世代ソーラー水素
ステーションの実証実験を、ホンダR&D
アメリカズ ロスアンゼルスセンターで
開始した。
2001年よりロスアンゼルスセンターで
稼働してきた従来型のソーラー水素
ステーションは、高圧水素の製造のために、
水電解装置および水素圧縮コンプレッサー
が必要だった。
一方、次世代ソーラー水素ステーションは、
Hondaの独自技術である高圧水電解システム
により水素の製造と圧縮を一体化することで、
コンプレッサーが不要となり、小型・低騒音
・低コスト化を実現し、家庭用水素供給装置
としての可能性を広げた。
また、従来に比べ水素製造システム効率も
25%※向上している。
これにより、8時間で約0.5kgの水素が供給
され、燃料電池電気自動車「FCXクラリティ」
が30マイル(約50km)走行できる。
また、今回の実証実験では、水素を貯蔵
する高圧水素タンクを用いないシステムを
採用。
システム全体をさらに小型化することで、
家庭に導入しやすいサイズとしている。
なお、今回のシステムに従来同様に高圧
水素タンクを組み合わせることで、将来的
に家庭だけでなく様々な環境や用途への
幅広い対応が可能となる。
Hondaはかねてより、化石燃料の代替、
排出ガスの削減、地球温暖化への影響の
低減という観点から、燃料電池を将来の
究極のクリーンパワーととらえ、燃料電池
電気自動車の開発を積極的に行っている。
その燃料電池電気自動車に使われる燃料
は究極的には水素になると考えており、
将来の水素社会の実現に向け、水素の製造
から、貯蔵、供給までのプロセスにおいても
CO2を排出しないことが重要であるととらえ、
それらの実現に必要な技術開発に取り組んで
いる。
今回、次世代ソーラー水素ステーションの
稼働を開始することで、循環型エネルギー
供給のさらなる効率向上に向けた検証を行う
とともに、水素製造・供給ステーションの
実用化に向けた技術課題などを見極めていく。
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良い試みだと思います。
ただ、まだまだ水素燃料電池自動車は、
高価で、一般市民には縁遠い存在ですが、
早く、一般市民にも手の届く所に来ると
良いのですが、
いつ頃になるかな?
一度、Honda「FCXクラリティ」に乗って
みたい。なかなか良い出来のようです。
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