高度な医療行為できる看護士資格新設へ 厚労省が素案
高度な医療行為できる看護士資格新設へ
厚労省が素案
2010年2月18日 朝日新聞
詳細は、リンクを参照して下さい。
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医師不足の解消や医療の質の向上を
目的に、厚生労働省は、従来より幅広く
高度な医療行為ができる新資格「特定看護師
(仮称)」を導入するとした素案を
まとめた。
18日に開かれる同省の「チーム医療の
推進に関する検討会」で法制化も視野に
議論し、3月までに方向性を決める。
医療が高度化し、多くの医療機器を
つけて在宅療養する人が増えるなどで、
看護師は、さまざまな医療行為に応じる
よう迫られている。
現状でも看護師は医師の指示があれば、
診療の補助としての医療行為はできるが、
範囲はあいまいで解釈を巡って議論が
続いてきた。
そうしたなか2002年に静脈注射が、
07年には薬の量の調節などが、
それぞれ現状を追認する形で認められた。
看護師の医療行為を適切に管理できる
ようにする狙いもある。
素案では、特定看護師の条件として、
(1)看護師免許がある
(2)一定以上の実務経験がある
(例えば5年以上)
(3)第三者機関を設け、そこが認めた
大学院修士課程を修了
(4)大学院を修了後、第三者機関で
知識や能力の評価を受ける
――の4点すべてを満たしていることを掲げた。
ただ、性急な法制化は混乱を招くとして、
現行法下でモデル事業から開始する。
米国などで導入され、独立して診療行為
をする看護師(ナースプラクティショナー)
とは一線を画すが、特定の医療行為
とはいえ、自律的にできるようになる
点では、医療現場での役割分担が大きく
変わる。
これまでの検討会の議論では、新たな
看護職種の導入について、日本医師会
などが反発しており、議論の行方が
注目される。(権敬淑)
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何故、日本医師会は反対するのでしょうか?
理解できません。
医療の質が落ちるからですか?
米国などの例を見ていると、むしろ
医療の質は上がるとみて良いのでは?
医療崩壊寸前なのに、
医師、看護師共に、スキルアップの
チャンスが増えるはずなのに、
何故反対なのですか?
医師の収入が減るからですか?
患者にとって不利益なことが増える
のでしょうか?
理解できないのす。
是非進めて欲しいと思います。
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