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2010年2月 5日 (金)

長寿命のカギは熱対策

長寿命のカギは熱対策
LED電球(シャープ、パナソニック、
東芝ライテック)

2010年2月5日(金)
日経ビジネスONLINE

詳細は、リンクを参照して下さい。

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 低消費電力であることが注目され、急速に
普及し始めたLED電球。
 メーカーの悩みの種は、LEDが発生する
熱が製品寿命に影響を及ぼすことだ。
 さらなる明るさ追求のために、各社とも
放熱効率の向上に腐心している。


電気代は白熱電球の約8分の1

 LED電球の最大の特徴は、白熱電球や
蛍光灯と比べて電力消費量が少なく、
電気代が安く済むこと。
 大手メーカー各社の試算によると、
1日当たり5時間半の連続点灯で、白熱
電球の電気代は年間2300円を超える。
 LED電球なら約300円で済むという。

 白熱電球の表面温度は最高で200度近く
に達するが、エネルギー利用効率が高い
LED電球でも70度前後になる。
 このため、発生した熱を効率よく外部に
逃がすことが、LED電球の優先課題に
なっている。

 LED電球の場合は、本体そのものが
ヒートシンクの役割を持つ。
 シャープと東芝ライテックの製品は、
いずれも本体に冷却フィンと呼ばれる
ヒレ状の突起を設けることで、表面積を
増やした。
 素材にはアルミダイカストを採用
している。

 東芝ライテックの製品は、発光効率の
向上でも工夫を施してある。
 同社は昨年10月、昼白色で810ルーメン
という業界で最も明るい製品を発売した。

 LED電球は、複数のLED素子を小さな
基板に並べて樹脂で覆った
LEDパッケージを、円形の基板に円周状に
並べてあるのが一般的だ。
 東芝ライテックは、十数mm角の基板に
100個以上のLED素子を並べた大型の
パッケージを開発し、新製品に採用した。

 LED電球の放熱に、全く違う手法を取った
のがパナソニックだ。
 パナソニックは本体に、アルミ板を絞り
加工して筒状にした部品を採用した。
 冷却フィンを設けなかったのには理由が
ある。
 1つは、白熱電球のようなデザインに
こだわったこと。
 もう1つは、冷却フィンがなくても放熱
効率は大差ないと判断したからだ。

 原価低減も大きな課題だ。
 価格競争の口火を切ったシャープの場合
も、約4000円という価格は決して赤字覚悟
の“出血価格”ではない。
 販売価格をいくらに設定すれば売れる
のか、価格ありきで導き出したという。
 「従来型電球と比べて寿命が40倍なので、
価格を約40倍の4000円に設定した」と、
シャープの桃井副所長は説明する。

 LED電球が長寿命であるがゆえの悩み
もある。
 それは、従来型電球からの買い替えが
一巡すると、次の買い替えまで10年ほど
かかることだ。
 その意味で、メーカーにとっては
「短期決戦型」の商品と言ってもいい。

 今後はLED照明も独自性を打ち出し
ながら、明るさや発熱の少なさ、
価格競争力で技術革新が進むはず。
 照明器具の開発競争は、今後さらに
熱を帯びていきそうだ。
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LED電球長寿命のカギは熱対策だったの
ですね。

70度前後になる。けっこうな温度です。
各社工夫しているようです。

今後は、有機EL照明もでてくるでしょうし、
LEDは電球だけでなく、線光源タイプも
出てくるのでしょう。
もっと高輝度のLED電球も、

期待しましょう。

家庭では、電球はむしろ少ないですから、

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