温暖化対策で注目集める「ジオエンジニアリング」、救世主か危険な賭けか
温暖化対策で注目集める「ジオエンジニア
リング」、救世主か危険な賭けか
2010年02月24日 AFP BBNews
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ジオエンジニアリングとは環境に人工的
に直接手を加えることを意味する。
例えば大気に雲の種になる物質をまいて、
太陽光の反射率を高めて地球表面の温度低下
を図る。
大型船から微細な粒子を大気に放散
すれば雲の粒子が細かくなってその数も
増え、太陽光の反射率が高くなることで、
地球表面の温度上昇を避けられるという。
大規模な火山の噴火で硫黄ガスが大気に
放出されるとその後気温が下がることを
応用して、高空を飛ぶジェット機から
硫黄ガスを放散するというアイデアも
ある。
カルガリー大学(University of
Calgary)のデイビッド・キース
(David Keith)教授(地球科学)は、
蒸気を直接凝結させて粒子を作ればいい
のであれば非常に多くの化合物が候補に
挙がるが、その効果と潜在的なリスクを
評価するのは難しいと指摘する。
しかし、温暖化ガス排出削減だけでは
温暖化を食い止めるのに不十分である以上、
ジオエンジニアリングの研究開発は進める
べきだという科学者が多い。
(c)AFP/Karin Zeitvogel
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確かに考えられる方法でしょうが、
極めて危険な賭だと思います。
どういう副作用がでるか不明。
太陽の恵みを自分からカットする。
良い策だとは思えません。
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