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2010年2月18日 (木)

新日鉄も実験、CCSは切り札か(産業部記者 小野聡)

新日鉄も実験、CCSは切り札か
(産業部記者 小野聡)

2010-02-08 日経産業新聞online

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 昨年12月にコペンハーゲンで開かれた
第15回気候変動枠組み条約締約国会議
(COP15)で各国が留意することに
なった政治合意には、世界全体の長期目標
として気温上昇を2度以内に抑えるべく
行動することが盛り込まれた。

 二酸化炭素(CO2)の大幅削減は人類に
とって初めての経験。

 長期目標をおおむね共有している
としても、そこに至る道程で意見の相違や
試行錯誤があってもやむを得ない。

 だが、そういったチグハグぶりの中には
見逃せないものもある。

 それはCO2の回収・貯留(CCS)を
めぐる問題だ。石炭火力発電所や製鉄所の
高炉などの排気の中からCO2を分離し、
地中などに封じ込めてしまう技術だ。

 CO2を直接、大量に削減できる技術と
して先進国を中心に関心が高く、日本でも
高炉大手が手を組んで今春から新日本製鉄
君津製鉄所(千葉県君津市)で高炉ガス
からCO2を分離・回収する実験を始める。

 排出削減の決め手され最近は
アルファベット3文字の略称の知名度も
上がってきた。
 だが、実のところは京都議定書の
クリーン開発メカニズム(CDM)に基づく
排出枠を生み出す手段としては認められて
いない「中途半端」な存在だ。

 国際エネルギー機関(IEA)によれば、
現行の省エネペースを続けた程度では
50年には世界の温暖化ガス排出量は05年比
2.3倍の620億トンまで増える。
 一方、気温上昇を2度以内にする長期
目標の条件を満たすには排出を140億トン
まで抑え込まないとならない。

 ギャップの480億トンをどうするか。
 IEAの技術予測を織り込んだ分析では
このうち19%をCCSが稼ぎ出すと
している。
 再生可能エネルギーの21%、原子力発電
の6%と比較するといかに期待が大きい
かが分かる。

 CDM化に反対している代表格が
ブラジル。
 ガソリンに代わる自動車燃料などとして
脚光を浴びているバイオエタノールの生産
大国だけに、CCS活用による排出削減の
加速が自国の「特産品」の需要増に水を
差しかねないと神経質にもなっていると
される。

 過去の議論の歴史をひもとけば、植林の
CDM化を狙う南米勢とCCSを有望視
する欧州・中東産油勢がけん制し合い、
両論併記に持ち込むような駆け引きに終始
する場面もあった。
 COP15でもCCSのCDM化をめぐって
「サウジアラビアやブラジルが互いの主張を
人質にとったような状態になった」
(日本から参加したNGO関係者)という。

 地球温暖化防止のために何をするべきか??。
「ポスト京都」論議の混迷ぶりを含め、
排出量取引など低炭素社会の仕組みが定着し
経済を規定するようになるにつれ、
「原点」とのきしみが大きくなってきている
ように思えるのは気のせいだろうか。
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気のせいではないと思います。
何も決まっていないに等しい。

何をしているのでしょうか?

こういう駆け引きを見ると、「人間は、
地球に存在する価値はない」とすら
思えてしまう。

地球を、多様な命を守ろうとする
意識が無い。

多くの生物を絶滅させているのは、
人間です。

なんと情けない生物だろう。

もし、宇宙人がいれば、こう言う
と思う。

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