「昔がたり」
「昔がたり」
個人的な話しになりますが、私が参加して
いる学びの場で、「昔がたり」を聞く機会
がありました。
話し手は、「横山幸子」さんという人でした。
知っておられる方がいるかも知れません。
昭和6年生まれで、でも、すごく元気です。
やりたいことを持って、実行している人は
元気です。
ラジオで「日本昔ばなし」というを聞いた
ことがありますが、方言で聞く「昔ばなし」
というものは、良いですね。
方言というものは、人の気持ちを本当に
上手く伝える。
素晴らしいと思います。
話しも面白かったけれど、その中で
文化の話しが出ました。
「言葉は、文化」だと、
そう思います。
文化とは、何でしょう。
一口では言えないと思いますが、
私が考える文化とは、長年生き継いで
きた、多くの人々に共通に流れる生き方、
考え方、生活様式のようなものなのでは
ないかと思います。
昔ばなしは文化です。
伝承すべきものだとそう強く思いました。
暮らす土地の風土を知り、暮らす土地を
大切に思う。そこにあるものを共有し
続けてゆくから昔ばなしは生きている。
そんな昔ばなしを伝えて行きたいと言う。
古里の言葉で語り継ぐ昔ばなし、
そうであってこそ、その中に流れている
人々の思いが伝わっていくのではないかと
そう思いました。
温かいものが伝わってきました。
素晴らしい活動だと思います。
応援したい。
感動した言葉というものも紹介して
貰いました。
「ごぜ」と呼ばれている人の言葉です。
こう言ったそうです。
昔のことです。想像を絶する苦労もあった
でしょう。
その人が
「良い人と歩けば祭り、悪い人と歩けば
修行」と、
また、阪神淡路大震災にあった老人が
「地震で家はなくしたが、人の心を
ひろうた」と、
言葉の力はすごいものだと思います。
その言葉を、心を伝えていくこと。
それが「昔がたり」なんだと思いました。
文化は、伝えて行くべきものです。
その底流にあるものが「言葉」
大切にしたいですね。
| 固定リンク
「学んだこと」カテゴリの記事
- 「今を生きるということ」(2016.07.28)
- 「ベストチョイス」にこだわらない(2016.06.25)
- そうだったのか!「いただきます」本当の意味(2012.11.21)
- 難病と診断された時、知っておくべき事:復習(2012.05.06)
- [災害時なぜ逃げ遅れる]心理に「あそび」 鈍る危機感(2011.06.29)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント