東北大学大学院医学系研究科 多発性硬化症治療学寄附講座ブログ更新情報
東北大学大学院医学系研究科 多発性硬化症
治療学寄附講座ブログに下記更新情報が
ありましたので、載せておきます。
詳細は、リンクを参照してください。
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MRIにおける新規造影病変の数は、
プラセボ群で平均4.75個であったのに対し、
ダクリズマブ高容量群では1.32個に減少し、
ダクリズマブ低容量群では3.58個であったと
報告されています。
ダクリズマブの併用により末梢血の
T細胞数、B細胞数、NK細胞数に変化はなく、
T細胞の増殖能も変化がなかったそうですが、
制御性のNK細胞の比率はプラセボ群と
比較して7-8倍増加しているのが確認
されています。
24週間という短い期間でのMRI評価による
結果ではありますが、かなり有望な治療法
として注目されます。
長期的な予防効果や安全性の問題を確認
するためにはさらに長期間の第3相試験が
必要になりますが、十分期待できる製剤
という印象です。
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という結果のようです。
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